コンサルティングファームの転職に役立つエージェントを紹介します。
また、コンサルティングファームへの転職活動のやり方は以下に、まとめているので参照してください。
上記掲載記事でも解説しましたが、 情報収集するにせよ、応募するにせよ、 エージェントと接点を持ち、コミュニケーションを進めるのが、コンサルティングファーム転職の第一歩になります。
転職エージェントの分類
転職エージェントには、大きく分けて総合系の転職エージェントと、特化型の転職エージェントがあります。また、それとは別に最近はダイレクトリクルーティングの場となるビズリーチの様なサイトが存在します。
総合系のエージェント
総合系のエージェントは誰もが知っているリクルートエージェントやDoDaのような企業です。
これら企業は様々な業界、職種、年齢/ポジションの案件を幅広く持っています。
また、企業側の営業担当と転職候補者の面談/フォローを行う担当者が分かれていることも特徴で、案件を紹介されると個別案件のみ別担当者と日程等の調整を行うこともあります。
どのような人が利用すべきか?
総合系のエージェントを利用すべきなのは、コンサルタントだけでなく幅広い職種のオポチュニティを見たい人、さらに、若い人です。
前述した様に総合系のエージェントは、コンサルティングファーム以外の求人も本当にたくさん取り扱っています。
特にコンサルティングファームに応募するような人が興味を持つ、大手企業の案件は必ずと言っていいほど持っています。
したがって、コンサルティングファーム以外の案件も確認しながら、転職活動を進めたい人は、まず総合系のエージェントとコンタクトを取るべきです。
もう一点、若い人(20代前半~中盤)も総合系のエージェントを使用するのが良いと思います。
理由としては、後述する特化型のエージェントは、高い紹介料が見込めるシニア層(30代以降の転職者やポスコン)に経験のあるベテランエージェントをつけて、若手層には新卒+数年のエージェントが着くことが多くあります。
転職エージェントもやはり歴が長く、色々な知見が溜まっている人の方がバリューが出せる部分が多い職種なので、あまり若いエージェントは個人的にはお勧めしません。
特化型のエージェント
特化型の転職エージェントは、特定の領域の求人紹介に特化している転職エージェントです。
例えば、コンサルティングファームに特化、ベンチャーへの転職に特化、システムエンジニアの転職に特化等のセグメンテーションをしています。
どのような人が使うべきか?
特化型のエージェントは、その対象領域に関する知見が総合系のエージェントより蓄積されていることが多くあります。
ダイレクトリクルーティング
したがって、たとえば総合系のエージェントでコンサルティングファームへの転職を相談し、経歴的に難しい等の理由であまりサポートしてもらえない人は特化型エージェントに相談に行くと良いと思います。
ダイレクトリクルーティングというのは、転職エージェントを介さずに転職者と企業が直接コミュニケーションを取り、転職活動を行うことです。
ダイレクトリクルーティングの魅力は、企業側から連絡が来ること多くあり、自分では考えもしなかった自分の売りや需要が確認できるところです。
エージェントを通さずに、気軽に面談で話を聞きに行けるところは、ダイレクトリクルーティングの魅力なので、転職エージェントと併用して利用するのが良いと思います。
(ただし、本格的に転職活動を始める場合は、必ずエージェントを利用するべきだと思います。エージェントの利用価値に関しては、下の記事でまとめています)
利用すべき総合系の転職エージェント
まずは、お勧めの総合系エージェントです。
記載しているような総合系のエージェントの案件の量や質はどこでも同じです。
一方で、これら総合系エージェント間での差分で言えば、アサインされたエージェント個人とあなたの相性くらいであると思います。
従って、総合系エージェントは基本的に全て登録し、アサインされたエージェントと会話し、一番気に入った人と転職活動を進める、というのはが良いと思います。
リクルートエージェント

リクルートキャリアが運営する大手総合型転職エージェントです。
リクルートエージェントの魅力はなんといっても紹介可能な案件数の多さです。
リクルートエージェントには企業担当が大勢いて、国内大手企業の人事担当者と連携しています。したがって、国内大手企業の案件はたいていリクルートエージェントが保有し、紹介してくれます。
また、大手エージェントのため、面接内容などの基本的な内容のフォローアップ体制がしっかりしています。
基本的な面接対策のドキュメントを共有してくれたり、専門の面接練習の担当者と納得がいくまで面接の練習をすることが可能です。
このような特徴があるため、初めて転職を行う若手層や、コンサルティングファーム以外の可能性も検証したい転職者におすすめです。
(画像は同社HPより引用)
doda

パーソルキャリアが運営するdodaは、国内でリクルートエージェントに次ぐ求人数を誇ります。
リクルートエージェントと同様に、国内企業の求人であれば問題なく入手することが可能です。
dodaは求職者の内定率アップのための対策に力を入れており、面接に関する注意点を説明する資料や模擬面接を何度も行ってくれます。
私も初めての転職活動でdodaの模擬面接を受けました。志望動機の確認など発言内容はもちろん、ノンバーバルな部分(表情や声)やビジネスマナーに関しても丁寧にレクチャーしてもらうことができて大変満足した記憶があります。
担当エージェントに関しても、広範な案件を把握しており、専門領域に特化したエージェントであれば提案できないような異業種の案件も積極的に提案してもらえました。
dodaとリクルートエージェントは双方、登録・相談し、気の合いそうだと感じたエージェントと転職活動を進めることをお勧めします。
(画像は同社HPより引用)
JACリクルートメント

ロンドン発のグローバルな転職エージェントです。
案件としては比較的ハイクラス向けのものが多く、また、外資系エージェントのためグローバル企業の案件も多数扱っています。
従って、ハイクラスかつグローバル企業が多いコンサルティングファームの転職においても非常に有用なエージェントです。
外資系エージェントであるがいえ、選考に通らなさそうな企業はあまり紹介してくれなかったり、詰めたい対応をされることがあります。
一度面談して、しっくりこなければ、他のエージェントを使用するのでも良いと思います。
(画像は同社HPより引用)
利用すべき特化型のエージェント
コンサルティングファーム転職においては、下記2社が有名です。
Movin
BCG出身者が立ち上げたコンサルティングファーム専門の転職エージェントです。
私自身も数度利用したことがありますし、私の知人も多く利用していました。
後述するコンコードと併せて、コンサルティングファーム専門の転職エージェントはあまり転職をせかすことなく、じっくり相談にのってくれるところが多い様に感じます。
おそらくコンサルティングファームへの転職者やポストコンサルタントの転職者は年収が高い傾向にあり、少ない制約回数でも十分収益化できるのだと思います。
コンコード
コンコードはMovin’出身者が設立したファームであり、Movin’と似た雰囲気を感じます。
Movin’同様に、転職をせかすことがなく、落ち着いた雰囲気で相談にのってくれます。
また、コンサルティングファームへの転職者を中心に支援しているので、様々な人の転職パターンを世間話的に教えてもらうことができます。
利用すべきダイレクトリクルーティングサイト
ダイレクトリクルーティングサイトは、ジャンルごとに複数存在します。
コンサルティングファームへの転職を考える場合は、ビズリーチに登録しておけば良いでしょう。
ビズリーチ

ビズリーチには有料プラントと無料プランがあります。
コンサルティングファームの転職に関しては、無料プランで十分だと思います。
ビズリーチにはプラチナスカウトという機能がありますが、これは無料プランでもプラチナスカウトを受け取り、返信することが可能です。
プラチナスカウトというのは、企業側/エージェント側からコンタクトを取るために送られてくるもので、レジュメをしっかり書き込んで登録しておけば送られてきます。
コンサルティングファーム受けの良い学歴・経歴の人であれば、コンサルティングファームからリクエストが送られてきます。
私の場合であれば、マッキンゼー、A.T.カーニー、PwC、アクセンチュア、NRIから連絡が来たことがあります。
コンタクトがあるからオファーが出やすいということは全くありませんが、人事担当者に直接質問ができるので便利です。
(画像は企業HPより取得)
ビズリーチの活用に関しては、以下の記事でも触れているので参考にしてください。
以上、コンサルティングファームへの転職で活用すべきエージェントを紹介しました。
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