【2025年】アビームコンサルに転職すべきか?を現役コンサルが解説(卒業後のキャリア、年収、面接)

アビームコンサルティングに転職して、あなたのキャリアを飛躍させませんか?
本記事では、アビームコンサルティングの企業情報から特徴・強み、競合との比較、具体的なプロジェクト事例やキャリア情報まで、すべての要素を網羅的に紹介します。

戦略コンサルティングからIT実行支援まで幅広く担い、さらに働きやすい環境と充実した報酬水準が魅力のアビームコンサルティング。

本記事を通して、「アビームに転職して自分の可能性を最大限に伸ばしたい!」と感じていただければ幸いです。


  1. 1. 企業概要
    1. 沿革(グローバル・日本)
    2. 組織体制
    3. 業界内でのプレゼンス・評判
    4. 拠点・社員数
    5. 主なOB・OG
  2. 2. 特徴・強み
    1. ビジネス面での強み
    2. 人材面での強み
    3. 企業文化・社風の強み
  3. 3. 成長戦略
    1. 業界内でのポジショニング
    2. 成長戦略・注力領域
  4. 4. クライアントとプロジェクト
    1. クライアントの業界・規模
    2. 主なプロジェクト事例
  5. 5. 採用関連情報
    1. 給与水準
    2. 福利厚生・待遇
    3. キャリアパス・評価制度
  6. 6. 競合他社との比較
    1. 競合との違い(強み・戦略の違い)
    2. 競争力のあるポイント
    3. 転職者にとってのメリット・デメリット
  7. アビームコンサルティングで働く魅力
    1. 幅広いスキル習得と成長環境
    2. キャリアパスの広がりと成長機会
    3. 社風・働き方・福利厚生の魅力
    4. 職位の全体像と詳細
      1. 職位の階層構造と昇進フロー
      2. 各職位の役割・職務内容
    5. 職位別の給与レンジ
    6. 求める人物像と適性
      1. 公式に求められる人物像
    7. 現場で活躍する人の特徴(社員の声)
      1. アビームへの転職に向いている人
    8. 選考プロセスと攻略法
      1. 選考プロセスの全体像
      2. 各選考ステップのポイント
      3. 選考難易度・採用基準
    9. アビーム転職に強いエージェントと提供サポート
    10. エージェントを効率的に活用するコツ
      1. 転職エージェントの活用方法
  8. 働き方・仕事の進め方
    1. 1日のスケジュール(一般的なケース)
  9. ワークライフバランス
  10. 仕事の進め方・チームワーク
  11. 社内文化・社内活動
  12. 卒業後のキャリアパス
    1. 卒業後のキャリアパスの特徴
    2. 成功事例
    3. 卒業後のキャリアパスから見た転職の魅力
  13. 書籍リスト
    1. アビームコンサルティングに関する書籍
    2. コンサル業界全般に関する書籍(※アビームに言及あり)
  14. まとめ:アビームコンサルティングはこんな人におすすめ

1. 企業概要

沿革(グローバル・日本)

アビームコンサルティングは、日本発の総合コンサルティングファームです。1981年に監査法人トーマツ(当時:等松・青木監査法人)の経営コンサル部門が独立し、当初は「等松・トウシュロス コンサルティング株式会社」として設立されました。

その後、米トウシュロス(現デロイト トウシュ トーマツ)系列に加わり、1997年には「デロイト トーマツ コンサルティング」に社名を変更してデロイトの世界組織に参画。2003年、米エンロン事件を機に監査法人トーマツとの資本関係を解消して再び独立し、台湾オフィスと共にデロイトから離脱して「アビームコンサルティング」となりました。

翌2004年11月にはNECと戦略的資本提携を結び、NECグループの一員となっています。以降、上海や西安にグローバル・ディベロップメント・センター (GDC) を設立(2004年上海、2008年西安)、2006年には欧州・アジア拠点を新設、2009年には米国拠点を開設するなど海外展開を加速。

2011年には欧州の独立系コンサルファームであるベリングポイント社と提携し、欧州案件では同社と協働しています。2018年までにベトナムにもオフィスを開設し、シンガポールのLightStream Analytics社買収(現アビームAnalytics社)などを通じてデータ分析領域を強化しています。

組織体制

アビームはインダストリー(業界)とサービスライン(業務領域)の2軸マトリックスで組織を編成しています。

インダストリー軸は「製造・コンシューマービジネス」「金融・社会インフラ」「公共」の大きく3分野、
サービスライン軸は「経営戦略」「経営改革」「組織・人事」「会計財務・経営管理」「ITマネジメント」「サプライチェーンマネジメント(SCM)」「カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)」「デジタルマーケティング」「ビジネスインテリジェンス(BI)」「IoT」「AI/機械学習」「クラウドビジネス」など12領域に細分化されています。

プロジェクトごとに業界担当とサービスライン担当のコンサルタントがチームを組み、クライアントに最適なサービスを提供する体制です。

主要株主が日本電気(NEC)であることからNECグループに属し、NECや住友商事とのジョイントベンチャーである自動車産業研究所(住商アビーム自動車総合研究所)やM&A専門会社(アビームM&Aコンサルティング)など、特定分野に特化した関連会社も運営しています。

このように幅広い業界×機能×グローバル展開力を「3つの総合力」として掲げているのが特徴です。

業界内でのプレゼンス・評判

アビームは外資系ファームがひしめく日本の総合コンサル業界において、「日本発」のコンサルファームとして独自の存在感を示しています。社員数は約8,300名(2024年1月時点)と大手規模で、日本国内ではアクセンチュアやビッグ4系(デロイト、PwC、EY、KPMG)のコンサル部門に次ぐトップクラスの総合コンサルに位置付けられます。

「日本発、アジア発のNo.1グローバルコンサルティングファーム」を目指しており、日系企業の海外進出支援に強いファームとして有名です。クライアントの多くは日本企業で、アジア展開プロジェクトの比重が高く、年間延べ750名ほどのコンサルタントが海外出張を経験するとされています。

顧客密着型の支援による信頼と、戦略から実行まで一貫して伴走する姿勢(「Real Partner®」理念)により、クライアントから長期的なパートナーとして評価される傾向があります。
また「働きがいのある企業ランキング」に選出された実績があるほか、コンサル業界では珍しくホワイトな労働環境との声もあり、社員の働きやすさに定評があります。

拠点・社員数

本社は東京都中央区(東京ミッドタウン八重洲)。国内では東京以外にも名古屋や大阪など主要都市にオフィスがあり、海外も含めると29拠点を構えています。アジア(中国・東南アジア)を中心に北米(ニューヨーク、ダラス等)や欧州(ロンドン、デュッセルドルフ)、南米(サンパウロ)までグローバルネットワークを展開。さらにベリングポイントとの提携などパートナー拠点は132か所に及び、広範囲でのサービス提供が可能です。

従業員数は**連結8,278名(2024年4月現在)**で、そのうち約5,900名が日本、約2,400名が海外拠点所属。社員の4人に1人が海外勤務という構成です。社員数・売上ともに近年は拡大傾向で、連結売上高は2022年3月期の991億円から2024年3月期には1,408億円へと約1.4倍に成長しています。

主なOB・OG

アビーム出身者は多方面で活躍しています。以下はその一部です。

  • 稲垣 裕介 – ユーザベース株式会社 創業者・代表取締役Co-CEO/CTO(経済メディア「NewsPicks」創設者)
  • 天沼 聰 – ファッションレンタル企業エアークローゼット創業者・代表取締役CEO
  • 竹谷 とし子 – 公認会計士、参議院議員(公明党所属)
  • 下鶴 隆央 – 鹿児島市長
  • 山口 拓己 – PR TIMES株式会社 創業者・代表取締役社長

このほか大学教授となった元コンサルタントや地方議員・企業経営者など多彩なOB/OGがいます。例えば宮永博史(東京理科大学教授)や宮副謙司(青山学院大学教授)など学術分野、佐藤美樹(世田谷区議)など行政分野で活躍する人もおり、幅広い人材を輩出しているのが特徴です。


2. 特徴・強み

ビジネス面での強み

  1. エンド・トゥ・エンドのサービス提供力
    アビームは戦略立案・業務改革からシステム導入・運用定着まで一括支援できる総合ファームです。経営層向けの戦略コンサルティングから現場レベルの実行支援まで手掛け、「絵を描いて終わり」ではなく実行まで伴走する実現力が強みとして定着しています。これは同社のブランドステートメント「Real Partner®」にも象徴されるように、クライアントと共に価値を実現していく姿勢として社内に根付いています。その結果、クライアント企業とは長期的なパートナー型の案件が多く、単発で終わらない関係構築につながっています。
  2. 国内外ネットワーク
    日本発ながらアジアを中心にグローバル展開が進んでいる点も特徴です。特に中国や東南アジアのネットワークが強固で、日系企業の海外進出支援案件が豊富。そのため若手のうちから海外プロジェクトにアサインされるチャンスが多く、年間約750名のコンサルタントが海外に出張していると言われています。また欧州ではベリングポイント社、南米でも現地企業との提携を通じてグローバル案件に対応。NECグループのリソースや顧客基盤も活用できるため、他ファームにはない独自のビジネス展開が可能です。
  3. IT・デジタル領域の優位性
    アビームはITコンサルやデジタルソリューションに強みを持ち、とりわけ世界最大手ERPソフトのSAP導入支援で高い実績を誇ります。2024年9月時点で全世界6,400件超、うち国内5,399件というSAP認定コンサルタント資格を社員が取得しており、国内トップシェアを獲得。新卒社員全員にSAP認定資格取得を促すほど注力しているため、蓄積されたノウハウや人材層の厚みは他社には真似しづらい差別化ポイントとなっています。さらにAI、IoT、クラウドビジネスなど先端技術分野も積極推進しており、脱炭素経営や紙帳票電子化などテクノロジーを活用したDXプロジェクトで多くの成果を上げています。

人材面での強み

  1. 人材育成と研修制度
    「人が唯一無二の資産」という考えのもと、人材育成に多大な投資を行っています。職位ごとの昇格時研修、ロジカルシンキングやファシリテーションなどのコンサル基礎研修、プロジェクトマネジメントや会計・業界知識、語学研修など幅広いプログラムが社内で整備。SAP・Oracle・Microsoft等の専門コースも会社負担で受講でき、新卒には全員SAP資格取得を促すほど力を入れています。こうした学びの場が充実しているため、若手のうちから専門性を高めやすく、実務と研修の両輪で成長可能。実際に「アビームでERP導入のスキルを得て外資系に転職し年収アップした」事例もあり、人材育成力が高く評価されています。
  2. 優秀な人材の確保
    研修制度や働きやすい環境、高い報酬水準により、アビームは就職・転職市場で根強い人気を維持。新卒初任給(月給34万300円・学部卒)は日本企業の初任給ランキングで全国5位とされ、25歳~29歳の日本平均年収を大きく上回る水準です。中途でも即戦力を積極採用しており、コンサル未経験者には年収600万円程度から提示されることも。公認会計士・MBA・SAP認定コンサルタントなど多様なバックグラウンドの人材が在籍しており、組織全体の専門性を底上げしています。
  3. グローバル人材育成
    社員の4人に1人が海外勤務という環境で、若手でも海外プロジェクトを経験しやすいのが特徴。海外トレーニー制度や留学支援なども用意されており、グローバルに活躍できるコンサルタントを数多く育成しています。実際、「大手企業の海外案件を任され大きく成長できる」「英語研修や海外出張の機会が豊富」といった声が社内から挙がっており、グローバル視点を身につけたい人材には魅力的です。

企業文化・社風の強み

  1. Real Partner精神とチームワーク
    企業文化の柱は「Real Partner」。顧客の変革を共に実現するパートナーとして伴走する姿勢を重んじています。「Real People(人が基点)」「Real Solutions(実現可能な解決策)」「Real Results(確かな成果)」の3要素を大切にしており、社員同士もお互いを尊重し合う風土があります。クライアントのために努力できることが何より大切とされ、スキル以上に人間性や協調性を重視する社風です。
  2. 働きやすい職場環境
    コンサル業界は激務のイメージがありますが、アビームは比較的ホワイトな労働環境と評判。有給休暇取得奨励日やノー残業デーの設定、出産・育児休業、時短勤務、介護支援など制度が整い、在宅勤務やフリーアドレス、副業解禁など多様な働き方を推進しています。こうした施策から離職率が低く、「人を育てよう」「長く働こう」という空気が強いのも特徴。20代でも大企業の変革案件に挑戦できるといったチャンスも多く、成長機会と働きやすさが両立した環境です。
  3. 定着率の高さ
    コンサルファームでは「数年で転職」が暗黙の前提となることも多い中、アビームは長期的に人材を定着させる考えが強く、腰を据えて働く社員が多数います。一定の成果を上げていれば無理に淘汰されることもなくキャリアを続けられるため、専門性をじっくり磨きたい人には魅力的。10年以上勤務するベテランも多く、メンターとなる先輩が豊富にいることでサービス品質やナレッジの蓄積に好影響をもたらしています。

3. 成長戦略

業界内でのポジショニング

総合コンサルティング業界において、アビームは「実行力」を強みに差別化を図っています。戦略系からIT系まで幅広い領域をカバーする一方、特にIT導入や業務改革の実現フェーズに強みを持つ点がユニーク。

他の外資系ファームがブランド力やグローバルネットワークを武器にしているのに対し、アビームは日本企業寄りの現場密着型支援で競争力を発揮し、日系企業の海外展開というニッチでも存在感を示してきました。

ビッグ4系コンサルが会計監査や財務アドバイザリーとのシナジーを打ち出す中、アビームは独立系として監査法人の制約を受けない柔軟な提案を可能としている点も一部で優位と見られます。今後も「日系企業の真のグローバルパートナー」として、外資系にはないきめ細かなサービスと現地事情への精通を武器に地位を維持・向上していく戦略です。

成長戦略・注力領域

  1. デジタルトランスフォーメーション(DX)支援
    あらゆる業界でDXニーズが高まる中、アビームは「戦略策定から実装まで総合支援できる」点を強みにしています。独自のDXフレームワークを策定し、AI/IoT、データ分析、クラウド、RPAなど先端技術を活用したプロジェクトを多数推進。
  2. NECやITパートナーとの協力により、大規模システム刷新や基幹系のクラウド移行案件(いわゆる「2025年の崖」対応)にも積極的に携わり、この分野でさらなるプレゼンス拡大を目指しています。
  3. グローバル展開強化(特にアジア市場)
    従来から強みとするアジア地域でのビジネスを一層拡大する方針です。中国・東南アジアの拠点を拡充し、現地企業とのアライアンスを推進。中期経営計画では「海外売上を国内売上と同等まで伸ばす」目標を掲げており、実際2020年代に入ってから社員数8,000人超へと急成長しています。特にASEAN地域では日系企業のニーズが旺盛なため、社会インフラ案件や政府との協働プロジェクトにも積極的に参画し、市場シェアをさらに広げています。
  4. 上流コンサルティングへのシフト
    もともとIT・業務改革系の案件が多かった同社ですが、近年は戦略立案や新規事業創出など上流フェーズへも領域を広げています。不確実性が高まるビジネス環境では、コンサル側が課題発見や方向づけからリードする必要が高まり、アビームも戦略コンサルタントの採用強化や社内ユニットの拡充に力を入れています。戦略から実行支援までの「垂直統合型」コンサルを実現し、顧客に深く入り込んだ変革推進を目指しています。
  5. 新規サービス・ソリューション開発
    ESG経営やグリーン転換(GX)といった新領域に対し、専門チームの編成や知見蓄積を進めています。大手企業の統合報告書作成支援や、金融機関・上場企業向けに非財務情報を分析するプロジェクトなどの実績も増加。またデジタル人材育成支援サービスや自社AIソリューション開発など、コンサルティングの枠を超えた付加価値創出に注力し、人月型ビジネスからの収益多角化を狙っています。

4. クライアントとプロジェクト

クライアントの業界・規模

アビームのクライアントは大企業や官公庁が中心で、製造業や消費財、小売、金融、社会インフラ、公共セクターなど多岐にわたります。製造・物流から金融・公共まで幅広い業界専門チームを持ち、それぞれの業界トップ企業を顧客としています。日系企業の比率が高い一方、近年は外資系企業の日本法人からも案件を受注するケースが増加。国際案件では、日本本社と海外拠点をまたいでプロジェクトを推進する形が多く、日系企業の海外現地法人や合弁会社などがクライアントとなるケースもあります。
アビーム自身も海外に約2,400名の社員を擁し、英語や現地言語で直接対応できる体制を整えているため、純粋な海外企業をクライアントとする案件にも対応が可能です。

主なプロジェクト事例

アビームの公式情報などで明かされている主なクライアント実績は下記の通りです(ごく一例)。

  • 東京海上日動火災保険株式会社
  • サントリーホールディングス株式会社
  • ENEOS株式会社
  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
  • ソラシドエア
  • 株式会社カネカ
  • SOMPOひまわり生命保険
  • 高砂熱学工業株式会社

これらは業務プロセス改革やシステム刷新、デジタルマーケティング戦略策定、IoT活用による業務改革、基幹システム統合など多様なプロジェクト事例が公開されています。ITが絡む改革案件が約6割、戦略・制度設計など非IT系案件が約4割とされており、純粋な戦略案件からテクノロジー主導の改革案件までシームレスにカバーできることがアビームの大きな強みです。


5. 採用関連情報

給与水準

  • 新卒初任給
    学部卒で月額34万300円(年収換算約450万~600万円)と、高水準です。
  • 役職別の年収目安
    コンサルタント職の職位は「ビジネスアナリスト(BA)」「コンサルタント(C)」「シニアコンサルタント(SC)」「マネージャー(M)」「シニアマネージャー(SM)」「ディレクター(D)」「プリンシパル(パートナー相当)」の7段階に分かれています。以下は目安レンジです。
    • ビジネスアナリスト: 年収約550~600万円
    • コンサルタント: 年収約600~750万円
    • シニアコンサルタント: 年収約750~1,000万円
    • マネージャー: 年収約1,000~1,400万円
    • シニアマネージャー: 年収約1,250~1,900万円
    • ディレクター: 年収約1,800万円~
    • プリンシパル(パートナー): 年収約2,500万円~

賞与は年2回の業績連動で変動し、シニアマネージャー級では賞与により数百万円単位の開きが出ることもあります。アビームの給与水準は日系コンサルの中でも群を抜いて高く、外資系ファームと比べてもマネージャークラスまでは遜色ないと言われています。ディレクター以上のエグゼクティブ層になると外資系の方が上回る傾向はあるものの、「シニアマネージャーまでは外資とほぼ同水準」という評価が一般的です。

福利厚生・待遇

福利厚生制度が整っており、社員のワークライフバランスを支援するさまざまな施策が導入されています。有給休暇の取得奨励、ノー残業デー設定に加え、産前産後休業や育休からの復職率も高い水準。女性社員の働きやすさ向上や在宅勤務、フレックスタイム制なども進んでおり、副業も申請制で解禁されています。資格取得支援やカフェテリアプラン、カウンセリングサービスなども充実していて、「コンサル業界としては破格に働きやすい」という声が多く聞かれます。

キャリアパス・評価制度

明確なキャリアパスが設定されており、ビジネスアナリストからプリンシパルまで7段階の職位で能力要件が定義されています。一般的に毎年の評価で1ランク昇格するのが標準モデルで、新卒から5年前後でシニアコンサル、8年前後でマネージャーを目指すケースが多いです。

評価基準はプロジェクト成果だけでなく、ナレッジ共有や新人育成、採用活動など組織貢献も加味されるため、コンサルタントが案件外の社内活動にも積極的に関わる文化が形成されています。若手のうちから優秀と認められれば早期抜擢もあり得ますが、基本的には着実にステップを踏む年功序列的な側面も残っています。

また「アップ・オア・アウト」という厳格な仕組みはなく、成果が出せず昇格が停滞する場合でも専門職コースへの転換など柔軟にキャリアを模索できる点がアビームの特徴です。このため離職率は低く、社内には豊富な経験を持つメンターが多いことから、長期的なキャリア形成がしやすい環境となっています。


6. 競合他社との比較

競合との違い(強み・戦略の違い)

アビームの主要競合として、アクセンチュアやデロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、KPMGコンサルティングなどが挙げられます。以下の観点で違いが見られます。

  1. グローバル規模・ネットワーク
    アクセンチュアやビッグ4系(デロイト、PwCなど)は世界数十万人単位の社員を抱える巨大組織。アビームは社員数約8千人と規模は劣りますが、その分アジア市場にリソースを集中しており、日系企業のアジア進出支援では他社を上回る経験値があります。欧米での不足分は提携で補完する戦略を取っています。
  2. サービス領域のフォーカス
    アクセンチュアはデジタル・テクノロジー領域に強く、ビッグ4系は会計監査・税務の知見を活かしたファイナンス変革に強み。アビームは業務改革・IT実行支援を得意とし、特にSAP導入の圧倒的実績は他社と一線を画します。日系企業向けの長期支援(Real Partner型アプローチ)も独自色が強く、単発の戦略提言で終わらない伴走型コンサルが評価されています。
  3. 企業文化・人材面
    外資系は成果主義が徹底され、深夜や休日の稼働も厭わない風潮がある一方、アビームはチームワーク重視で働きやすい制度が多いのが特徴。ノー残業デーを設けるなどコンサル業界では珍しく「ホワイト企業」と言われるほどの環境です。そのためワークライフバランスを重視する人にとっては魅力的。一方でシニア層以降の報酬上限は外資ほど高額にはなりにくい点もあります(マネージャークラスまでは同等程度)。
  4. ブランドと信用力
    グローバルブランドとしてはアクセンチュアやデロイトの方が世界的に認知度が高いですが、日本市場ではアビームも大手として十分な信用力を獲得しています。「日系No.1総合ファーム」として学生や転職希望者からの注目度が高まりつつあり、政府系プロジェクトにも積極的に参画するなど国内での地位を確立しています。

競争力のあるポイント

  • エンドツーエンドの実行力
    戦略立案からシステム導入、定着化まで一気通貫で支援できる体制。特に基幹システム刷新やグローバルロールアウトといった大規模案件で「最後までやり切る力」を高く評価されています。
  • アジア市場の知見
    日系企業のアジア進出に強く、現地の商習慣や規制を踏まえた支援が可能。東南アジア10か国以上への同時ERP導入プロジェクトなども手掛け、豊富な現地ノウハウを持ちます。
  • SAPなどITソリューション力
    SAP認定コンサルタント数が国内トップクラスで、IT導入・業務改革における高い実績を誇ります。NECとの協業もあり、特定領域ではベンダーのように強力なポジションを築くケースもあります。
  • 人材育成と組織力
    社員定着率が高く、ノウハウやチームワークが盤石。社員同士のバックアップ体制がしっかりしているため、大規模案件でも安定したサービス品質を提供可能。
  • 働きやすさによる人材確保
    コンサル業界には珍しいホワイトな労働環境と比較的安定した報酬体系で、優秀な人材の採用・離職防止に成功。結果としてサービスの質も向上し、好循環を生み出しています。

転職者にとってのメリット・デメリット

《メリット》

  1. 働きやすい環境
    コンサル業界特有の激務リスクが他社に比べて低く、有休休暇取得奨励やノー残業デーなどでワークライフバランスを守りやすい。長期で安心して働ける文化も根強いです。
  2. 安定した報酬と待遇
    新卒からマネージャークラスまでは外資系に遜色ない報酬水準とされ、各種福利厚生も充実。確実に年収を上げたい人には大きな魅力です。
  3. 研修・成長機会
    入社後の研修が手厚く、IT・SAPを中心に専門スキルを会社負担で習得可能。大手クライアントとの案件経験や海外案件も豊富で、個人の市場価値を高めるチャンスが多いです。
  4. 海外経験を積みやすい
    アジア市場でのプロジェクトが豊富なため、希望すれば海外案件に参加できる可能性が高い。外資系に行かずともグローバル視点を獲得できます。
  5. 社風の穏やかさ
    チームワーク重視で面倒見が良く、ギスギスした競争が少ない。メンタルケアや健康管理にも注力しており、ストレスの少ない職場環境です。

《デメリット》

  1. グローバルブランド力の差
    欧米での知名度は外資系に及ばず、将来海外でキャリアを築きたい人には物足りない面も。履歴書でのグローバル企業ブランドを重視するなら、アクセンチュア等の外資系を選ぶ人もいます。
  2. 報酬の上限
    マネージャークラスまでは外資と同等でも、プリンシパル以上のエグゼクティブ層では外資系ほど高額にならない傾向。数千万円~数億円を狙いたい人には不向きです。
  3. プロジェクトの性質
    IT寄り・実行支援寄りの案件が多く、純粋に戦略コンサルを極めたい人にはミスマッチな可能性あり。最近は上流案件も増えていますが、なおIT要素が高めという評価が残っています。
  4. クライアント層の偏り
    クライアントは主に日系大手企業で、外資系企業や官公庁の割合は大手競合と比べるとやや少なめ。英語を活用した国際的なビジネスを常時求める人には少し物足りない場合があります。
  5. 年功序列的な側面
    スピード昇進は稀で、標準的には毎年ワンランクずつ上がる仕組み。早くパートナーになりたい野心家はもどかしさを感じる可能性がある一方、近年は優秀人材の早期抜擢も進んでいます。

アビームコンサルティングで働く魅力


幅広いスキル習得と成長環境

アビームコンサルティングでは、コンサルティングに必要なスキル全般を幅広く身につけられます。入社後は基礎研修やフォロー研修が充実しており、コンサル未経験者でも安心して専門知識を習得できる環境です。実際、社内にはプロジェクト事例や成果物を全社で共有できるKMセンター(ナレッジ共有制度)が整備されており、業種横断的な知識やIT・デジタル領域の専門性まで磨くことができます。こうした取り組みを通じて、多様なクライアントのニーズに応じたスキルを習得できるのがアビームの特徴です。

また、SAP認定コンサルタントの資格取得研修などテクノロジー関連の研修も豊富で、IT未経験でも最新技術をキャッチアップできる体制があります。社員同士のノウハウ共有文化が根付いており、**「失敗を恐れず挑戦できる風土」**も大きな魅力です。自分の専門外の領域にも積極的にチャレンジできるため、キャリアの初期から多角的な知見を得られる絶好の場と言えるでしょう。


キャリアパスの広がりと成長機会

アビームコンサルティングでは、多様な業種・課題に取り組めるプロジェクト環境が整っており、経験を積むほどに市場価値が高まる仕組みがあります。若手のうちは「プール制ユニット」に所属し、業界を固定せず様々な案件を経験するため、汎用的な課題解決力を身につけやすいのが特徴です。一定の経験を経てシニアコンサルタントに昇格すると、製造・金融・公共などの特定業界やソリューション領域に配属され、専門性を深めながらプロフェッショナルとして成長していきます。

さらに、社内にはキャリアを支援する仕組みとして「上司とは別のカウンセラーが定期的に面談を行う制度」があります。これにより「やりたいプロジェクト」に手を挙げやすく、自身の志向に合った案件に挑戦しやすいのが魅力です。実績次第では若いうちから海外拠点でのチャレンジも可能で、実際に社員の約半数が海外赴任経験を持つというデータもあります。日系企業発の強みを活かしたグローバル展開が進んでいるため、国際案件に携わるチャンスは増える一方です。「日本発の総合ファームで真のグローバル人材を目指す」というキャリア観を持つ方にぴったりでしょう。


社風・働き方・福利厚生の魅力

アビームコンサルティングの社風は「人を大事にする」姿勢が根付いており、1人ひとりの疑問や不安を放置しないチームワーク重視の文化があります。先輩社員からは「本当にクライアントのために真摯に向き合う人が多い」「失敗しても周囲が助けてくれる」といった声があり、安心して新しいことに挑戦できる雰囲気です。

福利厚生面では、フレックスタイム制や在宅勤務制度が整っており、**「Free Location制度」**によって自宅やシェアオフィスなど、オフィス以外の場所でも柔軟に働くことができます。コロナ禍以降はフルリモートワークが導入され、国内であれば居住地を問わずプロジェクトに参画しやすい体制が定着しています。プロジェクトによっては対面調整が必要になる場合もありますが、全体としてリモートワークが進んでいる点は大きな魅力です。

また、育児支援にも積極的で、男性の育休取得率が50%を超えるなど、ワークライフバランスを重視した働き方改革(Smart Work)も進行中です。NECグループとしての安定基盤を持ちながら、成長意欲を満たせるベンチャー的な挑戦環境もあるという、両面の魅力を併せ持っています。


職位の全体像と詳細

職位の階層構造と昇進フロー

アビームコンサルティングには、エントリーレベルから経営層まで7段階の職位があります。

  • ビジネスアナリスト → コンサルタント → シニアコンサルタント → マネージャー → シニアマネージャー → ディレクター → プリンシパル

新卒や第二新卒で入社した場合は「ビジネスアナリスト(BA)」からスタートし、約1年半後に全員コンサルタントへ昇格。その後、コンサルタントからシニアコンサルタントまではおおむね年次に応じて昇格できるため、入社5年目前後でシニアコンサルタントへ上がるのが一般的です。

ただし、マネージャーへの昇格には高い評価と所定の研修修了、役員プレゼンなどが求められるため、早い人でも8年目程度となり、ここで個人差が大きくなります。マネージャーから先は実力主義色が強まり、シニアマネージャー、ディレクターを経てプリンシパルに至るまで、個々の成果やリーダーシップが昇進の鍵となります。

各職位の役割・職務内容

  • ビジネスアナリスト(BA)
    新卒・第二新卒のエントリーポジション。資料作成やデータ分析など、プロジェクトの末端業務を担当しながらコンサルの基礎スキルを習得していきます。
  • コンサルタント
    BAから1年半で昇格するポジションで、より主体的にクライアント課題の解決策提案を任されます。ここでプロジェクト経験を積み上げ、次なるシニアコンサルタント昇格に備える期間となります。
  • シニアコンサルタント
    プロジェクトの中核として、自律的に業務をリードする立場。特定の業界や業務領域への専門知見が求められ、小規模チームのリーダーとして後輩指導にも携わります。ここで専門部門に正式配属となり、本格的に専門性を磨いていく段階です。
  • マネージャー
    チームを率いてプロジェクトを成功に導く責任者。進捗管理や若手育成、クライアント担当者との折衝など、現場レベルのマネジメントを担うほか、新規ビジネス開拓にも関与します。
  • シニアマネージャー
    複数のプロジェクトを統括し、中長期的視点で部門全体をリードするポジション。大規模案件の責任者も務め、経営層との意思決定を支える存在です。部門の収益責任や人材マネジメントといった経営幹部候補としての役割が求められます。
  • ディレクター/プリンシパル
    いずれも経営層に属するポジションで、担当部門や会社全体を動かす立場です。プリンシパルは経営ボードに近い役割を持ち、クライアント企業の経営者と直接やり取りしながらビジネスを創出・拡大していきます。

職位別の給与レンジ

アビームコンサルティングは20代のうちに年収1,000万円を狙えるほど高い給与水準が魅力です。平均年齢32歳前後で平均年収700~800万円台とも言われることがあり、以下のような職位別の年収レンジが目安とされています(残業代・賞与込み)。

  • ビジネスアナリスト: 550万~600万円
  • コンサルタント: 600万~750万円
  • シニアコンサルタント: 750万~1,000万円
  • マネージャー: 1,000万~1,400万円
  • シニアマネージャー: 1,250万~1,900万円
  • ディレクター: 1,800万円~
  • プリンシパル: 2,500万円~

マネージャー昇格までは残業代が支給されるため、プロジェクトが繁忙な時期は年収がレンジ上限を超えるケースもあります。逆にマネージャー以上は裁量労働制となり、成果に応じて賞与が大きく変動する仕組みです。もしマネージャーに至らなかった場合はシニアコンサルタント帯(~1,000万円ほど)で伸び悩む可能性もありますが、総じて他の総合系ファームや大手IT系企業と比べても非常に高水準な報酬が見込めます。実力次第では20代後半~30歳前後で1,000万円を突破する社員も少なくありません。


求める人物像と適性

公式に求められる人物像

アビームコンサルティングがコンサルタントに期待する資質として挙げているのは、

  1. 自ら考え行動できる人
  2. 周りを巻き込んで前に進める人
  3. チャレンジを楽しめる人
  4. 負けない人
    という4つのポイントです。なかでも「負けない人」とは、どんな困難にも粘り強く取り組み、失敗しても諦めないタフさを指しています。これは「リアルパートナー」として、クライアントの変革を最後までやりきる精神と深く結びついています。また、他メンバーを巻き込みながら前向きに挑戦する主体性や協調性も重視されており、チームワークの中で力を発揮できるタイプが求められます。

現場で活躍する人の特徴(社員の声)

実際に活躍している社員を見ても、「チーム全体の成果を喜び合える人」「成長意欲が高く、失敗しても粘り強く改善する人」が多いようです。クライアント志向が強い人もフィットしやすく、「短期利益ではなく、腰を据えて長期的に支援したい」と考えるタイプがアビームの文化に馴染むという声があります。SIer出身者などが「システム構築の上流工程から携わりたい」といった思いで転職してくるケースも増えていますが、その場合も課題の本質を捉えて自主的に提案する力が問われるため、主体的な取り組み姿勢が大切とされています。

アビームへの転職に向いている人

  • チーム志向・協調性が高い人
    個人プレーよりも周囲と協力して成果を出すことに喜びを感じるタイプ。
  • チャレンジ精神旺盛で粘り強い人
    新しい課題に積極的に取り組み、失敗から学んで次に活かせるタフさを持つ人。
  • 顧客志向・課題解決志向が強い人
    クライアントの本質的課題をじっくり見極め、長期的に価値提供することにやりがいを感じる人。
  • ITリテラシーや専門性を伸ばしたい人
    ITや業務変革などの分野で力を発揮し、さらに高度なスキルを磨きたいと考えている人。

逆に、個人の成果だけを重視する方や短期志向の方、もしくは協調よりもトップダウンの指示を好む方はミスマッチを感じる可能性があります。アビームは「人の優しさ」に支えられたチーム文化が強いので、そこに魅力を感じる方ほどフィットしやすいでしょう。


選考プロセスと攻略法

選考プロセスの全体像

中途採用の選考フローは概ね以下のステップです。

  1. 応募
    公式ページや転職エージェント経由でエントリー。書類選考の結果は1週間程度で通知されることが多いです。
  2. 書類選考・筆記試験
    職務経歴書・履歴書の内容をもとに選考が行われ、同時にWeb適性検査(SPI形式)が実施される場合があります。
  3. 一次面接~二次面接(複数回)
    現場のコンサルタントやマネージャーが面接官を務め、実績・志向性などを深掘りする質疑応答が中心。部門によってはケース面接やフェルミ推定が課されることがあります。
  4. 最終面接
    役員クラス・人事責任者との面接。カルチャーフィットや入社後のキャリアビジョンが確認されます。
  5. 内定・オファー面談
    条件面すり合わせなどを経て内定承諾となり、入社日の調整へ進みます。

一般的に選考期間は1~2か月ほどですが、職種やポジションによって面接の回数や難易度に差があります。

各選考ステップのポイント

  • 書類選考
    「自分の経験・強みがアビームのコンサルタントとしてどう活かせるか」を明確に伝えることが大切です。Sierや事業会社での改善プロジェクト経験があれば数字や具体的成果を盛り込みましょう。転職理由の一貫性(なぜ前職を辞めるのか、なぜコンサルか、なぜアビームか)もポイントです。
  • 筆記試験(適性検査)
    一般的なSPI形式のテストが中心です。言語・非言語問題を7割以上の正答率でクリアできるよう、問題集などで対策しておくと安心です。
  • 一次・二次面接
    現場コンサルタントやマネージャークラスが担当。以下の質問を想定して自分のエピソードを整理しておきましょう。
    • 自己紹介、転職理由、志望動機
    • 前職での実績や成功要因・困難克服経験
    • リーダー経験の有無、チームで成果を出した事例
    • 強み・弱み、今後のキャリアビジョン
    • 希望する年収と他社選考状況
      特に「なぜアビームか」は重要度が高いので、チーム文化やリアルパートナーとしての強みなど、自分の考えと結びつけて論理的に伝えましょう。
  • ケース面接(フェルミ推定)
    部門やポジションによっては、英会話教室やラーメン屋の売上アップ策などのビジネスケースや「日本に○○はいくつあるか」といったフェルミ推定が出題されます。ロジカルシンキングのプロセスや問題解決のアプローチが評価されるため、時間内にMECEに分解し結論を導く練習をしておきましょう。
  • 最終面接
    役員や人事責任者との面接ではカルチャーフィットや入社意欲が確認されます。ここまで来たら技術的な適性よりも「アビームで何を実現したいか」を熱意と具体例で語ることが大切です。逆質問の機会もあるので、「自身がどのように貢献できるか」「どんな成長を目指しているか」を積極的にアピールしましょう。

選考難易度・採用基準

アビームは総合コンサルファームの中でも人気が高く、倍率はやや高めですが、近年は未経験採用にも門戸を広げています。論理的思考力やコミュニケーション力はもちろん、「チームで成果を出す姿勢」「チャレンジ精神・粘り強さ」などの人間性やカルチャーフィットが重視されることが特徴です。
成功のカギは、

  1. 徹底した自己分析と準備
  2. ケース面接対策
  3. アビームが求める資質を面接で体現する
    の3点に尽きます。事前の情報収集と十分な面接練習を重ねれば、コンサル未経験でも十分に合格チャンスはあります。

アビーム転職に強いエージェントと提供サポート

アビームコンサルティングへの転職を成功させるには、コンサル業界に強い転職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントは求人の紹介だけでなく、応募書類のブラッシュアップや面接対策など様々な支援を提供してくれます。特に以下のようなエージェントはアビームへの支援実績が豊富です:

  • ムービン・ストラテジック・キャリア: 国内初のコンサル専門エージェントで、20年以上にわたりコンサル業界特化の転職支援を行っています​。累計支援実績は38,000名以上とも言われ​、コンサル転職支援実績No.1との評価があります。アビームを含む総合系ファームへの内定事例が多く、企業毎の選考ノウハウを豊富に保有しています。応募書類の添削からケース面接対策まで専門知見を活かした丁寧なサポートが受けられます。
  • MyVision(マイビジョン): コンサル・IT・金融など人気企業の転職に強みを持つ大手エージェントです。特に未経験からコンサルティング業界への転職成功実績が多いことで知られ、アビームへの紹介実績もかなり豊富です。採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っており、経験豊富なアドバイザーが一人ひとり時間をかけて指導してくれます​。実際、「エージェントから面接で好まれる回答のコツをすべて教えてもらったおかげで合格できた」という利用者の声もあります。ケース面接の個別対策なども依頼すれば対応してもらえます。
  • マイナビエージェント: 大手人材会社マイナビ運営の総合型エージェントです。幅広い業界・職種の非公開求人を多数扱い、アビームコンサルティングも主要取引先の一つです​。全国対応で求人数が豊富なため、アビームのような人気企業でも募集ポジションや最新動向をいち早くキャッチできます。利用者の年収アップ率61.1%と実績も高く​、書類添削や模擬面接といった基本サポートもしっかりしています。
  • リクルートエージェント: 国内最大手の転職エージェントで、転職支援実績No.1を誇ります​。圧倒的な求人数と情報量が強みで、アビームの求人についても詳細な企業情報を提供してもらえます。専任アドバイザーによる面接対策は業界ごとの頻出質問データベースに基づいており、豊富な過去事例から適切なアドバイスを受けられます。特に在職者の転職にも理解が深く、日程調整や年収交渉など代理人として心強いサポートを期待できます。

このほかJACリクルートメント(グローバル企業・コンサルに強い)やアクシスコンサルティング(ポストコンサル転職支援で有名)などもアビームへの紹介実績があります。複数のエージェントに登録しておけば、より多角的な支援を受けられるでしょう。

エージェントを利用すると、以下のような具体的サポートが受けられます:

  • 求人紹介と応募代行: 応募者の希望や適性に合ったポジションを紹介してもらえます。一般に公開されていない社内推薦枠の求人を保有している場合もあり、チャンスが広がります​。応募手続きも代行してくれるため、煩雑な日程調整等を任せられます。
  • 企業情報・選考情報の提供: エージェントは企業ごとの採用要件や面接の傾向など非公開情報を持っています。過去の合格者の傾向や、どんなスキル・経験が評価されるかなど、独自の情報を事前に教えてもらえます。これにより対策の精度が高まります。
  • 書類添削とキャリアアドバイス: プロの視点で職務経歴書や履歴書を添削してくれます。アビームに響くアピールポイントの強調や、不足している情報の補足など具体的なアドバイスがもらえます。また現在の市場で自分の強み弱みがどう評価されるか、客観的なキャリア診断もしてもらえます。
  • 面接対策(模擬面接): 希望すれば模擬面接の練習をしてもらえます。想定質問への回答に対しフィードバックを受けたり、言いにくい表現の修正提案をもらえたりします。ケース面接が不安な場合、コンサル転職専門エージェントならケース練習に付き合ってくれることもあります。実際、エージェントとケース練習を重ねて本番に臨んだという合格者もいます​。
  • 年収交渉・入社調整: 候補者に代わって年収や入社日の交渉を行ってくれます。自分では言い出しにくい条件面もプロに任せればスムーズです。内定承諾後の手続きや円満退職の相談にも乗ってもらえるため、不安なく転職を完了できます。

エージェントを効率的に活用するコツ

  1. 複数のエージェントに登録する: 1社だけでなく、2~3社併用することでそれぞれから異なる非公開求人や情報を得られます。ただし同じ求人に重複応募しないよう注意が必要です(どのエージェント経由で応募するか決めておく)。各社の強み(例えばモービンならケース対策、マイナビなら求人数の多さなど)を活かし、良いとこ取りをしましょう。
  2. 自分の経歴・希望を正直に伝える: 初回面談で担当キャリアアドバイザーに経歴や志向を詳しく共有しましょう。強みだけでなく不安な点も伝えることで、適切なアドバイスや対策を提案してもらえます。エージェントは「この人に内定を取ってもらいたい」と思えば親身にサポートしてくれるものです。積極的に相談し信頼関係を築くことが大切です。
  3. 選考対策に積極的に乗る: エージェントから提供される面接対策やセミナーは極力活用しましょう。模擬面接は遠慮せずお願いする、提出書類も何度でもフィードバックを仰ぐ、といった主体的な利用がカギです。「他にどんな質問が来ますか?」「私の回答で懸念点はありますか?」など突っ込んで聞けば、エージェントの蓄積データから具体的なアドバイスをもらえます。
  4. 情報収集の窓口として使う: エージェントは企業とのパイプがあるため、聞きにくいことも企業に匿名で確認してくれます。例えば「残業は実際どのくらいか」「〇〇部署の募集背景は?」など気になる点は事前に質問し、入社後のミスマッチを防ぎましょう。
  5. 内定後もサポートを受ける: 内定獲得がゴールではありません。エージェントは入社日の調整や現職の円満退社のアドバイス、入社後のフォローまで対応してくれます。退職交渉が難航しそうな場合も、対処法を相談すると良いでしょう。

最後に、社員紹介(リファラル)とエージェントの比較について触れます。社内に知り合いがいて推薦してもらう方法もありますが、選考上の大きな優遇は期待できません。むしろエージェント経由の方が選考対策が万全になる分、有利になるケースもあります​。実際「リファラルだと面接対策が手薄になり、対策した候補者に比べ突破力で劣る」という指摘もあります​。したがって、知人の紹介がある場合でも並行してエージェントのサポートを受ける方が安心です。

転職エージェントの活用方法

アビームコンサルティングの転職においては、コンサル業界に強い転職エージェントを利用することで、選考対策や書類添削、ケース面接練習など総合的なサポートが受けられます。エージェントは非公開求人を抱えている場合も多く、応募書類や面接のフィードバックを企業側から直接引き出してくれるため、合格率が高まるというメリットがあります。

具体的には、求人紹介・応募手続きの代行、企業情報・面接の傾向共有、書類添削、模擬面接、年収交渉など、あらゆる面でサポートを受けられます。特に面接の突破に不安がある方は、ケース面接やフェルミ推定の個別対策を行ってくれるエージェントを活用すると心強いでしょう。複数のエージェントに登録することで、より多角的な情報やサポートを得られる場合もあります。

エージェントに自分の経歴・希望を正直に伝えれば、最適な対策を提案してもらえるため、在職中の方でも無理なく転職活動を進められます。ただし、エージェントを複数利用するときは同じ求人へ重複応募しないように注意が必要です。入社後のフォローや円満退職に向けた相談にも乗ってもらえるため、安心して転職を完了できるでしょう。

働き方・仕事の進め方

1日のスケジュール(一般的なケース)

アビームコンサルティングのコンサルタントのある一日を例にとると、以下のようなスケジュールになります。

  • 9:00 始業
    その日のミーティング予定とToDoリストを確認し、優先順位を考えて大まかな計画を立てます。メールやチャットをチェックし、必要な対応を行います。
  • 9:30 朝会
    チームメンバーとの週次定例朝会をオンラインで実施します。各自が進捗や今後の予定、課題を共有し、質問や相談がある場合は朝会後に打ち合わせます。
  • 10:00 ミーティング準備
    クライアントとの会議資料を作成します。議論の流れやゴールを先に決め、必要に応じ社内の有識者にヒアリングを行い内容をブラッシュアップします。
  • 11:00 クライアントミーティング
    クライアントと打ち合わせを実施します。終了後、議事録を作成し双方の認識齟齬がないよう共有します。
  • 12:00 昼休憩
    出社している日はチームの同僚とオフィス近くでランチをとります。在宅勤務の日は自炊したり、気になっていた店のデリバリーを頼んだりしています。
  • 13:00 午後の作業
    午後も引き続き資料作成等の作業を進めます。必要に応じて社内のナレッジベースを参照したり、関連部署のメンバーと情報共有しつつ進めます。
  • 16:00 定例ミーティング
    プロジェクト内の週次定例会議に参加します。フェーズ終了に向け遅れや漏れが無いか確認し、関係メンバーの意見を交えながら課題解決に取り組みます。
  • 17:00 上司との夕会
    日次の短いミーティングで上司に進捗や課題を報告します。カジュアルな場で相談できるため、コミュニケーション不足の解消に役立っています。
  • 17:15 資料作成・共有
    会議の議事録を上司や関係者にレビューしてもらい、プロジェクト関係者へ展開します。次回会議用の資料や報告資料を作成し、他チームと連携が必要な事項は適宜確認・依頼します。
  • 18:00 終業
    当日中に完了すべきタスクを終え、キリの良いところで業務終了します。退勤後は自宅で自己研鑽したり、(コロナ禍前は)クライアントと飲みに行くこともありました。

※プロジェクトの繁忙度によっては上記より遅くなることもありますが、日常的に深夜まで残業が続くような働き方は抑制されている傾向です。


ワークライフバランス

平均的な労働時間としては、月間残業が20~35時間程度との社員声があり、「一般に思われるほど“激務”ではなく、前職のメーカーより楽なくらいだ」という意見もあります。公式には全社平均残業時間は約27時間/月(2018年時点)との回答があり、社内では残業削減に向けた管理を徹底しています。例えば45時間/月超の残業は年6回まで、どんなに長くても80時間/月以上は禁止といった上限を設け、マネジメント層も早く帰ることを推奨する文化です。
実際「早く帰っても周囲の視線は気にならない」、プロジェクト中でも「遅くとも20時には退社し、今では18時に帰れるほど」という社員の声もあります。特に**関西支社(大阪)**では「残業する文化自体がなく、定時で帰る人が大半」というように地域ごとの風土もあるようです。

休日・休暇の取得については、有給休暇の取得率が76.3%に達しており(2018年8月時点)、これは日本企業の中でも比較的高い水準です。社内では「有給取得奨励日」を設定し、CWO(Chief Workstyle & Well-Being Officer)から定期的に休暇取得を推奨するメッセージを発信するなど、休みを取りやすい環境づくりにも努めています。
プロジェクト状況によっては忙しい時期もありますが、「月に75時間残業する場合もあれば、残業ほぼ0の月もある」ように波があり、繁忙期と閑散期でメリハリをつけて働く形態です。総じて、働き方改革の浸透によりワークライフバランスはコンサル業界内では良好な部類と言えます。


仕事の進め方・チームワーク

アビームではプロジェクト単位のチーム制で仕事を進めます。特徴的なのは、「所属組織の垣根を越えた多様なメンバー」でチームを組成する点です。業界(インダストリー)部門と業務領域(サービスライン)部門からそれぞれ人員を集め、クロスファンクショナルなチームでクライアントにワンストップのサービスを提供します。
プロジェクトごとに上位者(マネージャーやリーダー)が変わるため、社員一人ひとりに「カウンセラー」と呼ばれる直属部署の先輩社員が1名必ず付き、中長期的な視点で育成・キャリア支援を行う制度があります。カウンセラーとプロジェクト上位者が連携しながら個人の成長を見守る仕組みで、プロジェクトごとの評価のブレを補完しています。

チームワークに関しては、プロジェクトチーム内で「メンバーが互いにサポートし合う文化」が根付いています。成果達成と責任遂行が前提ではありますが、柔軟な働き方調整をお互い様で支え合える風土です。実際、育児に積極参加する男性社員も多く、子育て経験者が多いことから「お互い様」の意識で協力する雰囲気があります。新人や転職者にも「分からないことは皆に頼っていい」という空気があり、「孤独になりにくい」フラットで協調的な社風だとされています。日々の業務でも報連相(報告・連絡・相談)を重視し、先述のように朝会や夕会でこまめにコミュニケーションを取ることでチーム全体で課題解決に当たる体制です。


社内文化・社内活動

社風は一言で言うと「Real Partner®精神」に基づく協調志向です。社員同士やクライアントとのパートナーシップを重んじ、「共に変革を推進する」姿勢が評価されます。評価制度にもチーム貢献や協調性が含まれるという声があるほど、個人プレーよりチームワークを重視する文化です。
上下関係も比較的フラットで、例えば副社長が社内のバレーボール部の顧問を務めるなど、役職の垣根を超えた交流もあります。これにより上下の隔たりが小さく、相談しやすい雰囲気を作り出しています。

評価制度は半期ごと(上期4~9月、下期10~3月)に設定した目標に対する達成度を評価するMBO(目標管理)方式です。期初に会社から定められた期待値に基づき個人目標を設定し、期末にその達成度合いを上司と振り返ります。評価結果は年間2回の賞与や昇進に反映されます。評価ランクは相対的に4段階に分かれ、目安は上位から10%、30%、50%、10%という構成比ですが、最も低評価となるケースは稀です。高い評価を連続して得れば飛び級昇格(ランクスキップ)も可能で、20代でマネージャーに昇進し年収1,000万円超えを果たす社員もいます。昇格の機会は年1回で、下期評価をもとに判断されますが、プロジェクト業務での目標達成だけでなく採用面接官や新人研修講師など社内活動への貢献も加点対象となり得ます。こうした制度により、単に数値目標を追うだけでなく会社全体への貢献姿勢も評価される仕組みです。

社内イベントや部活動も盛んで、部署や世代を超えた交流の機会となっています。社内クラブ活動は公式に奨励されており、テニス、サッカー、野球、ゴルフ、ヨット、自転車、軽音楽、写真など多数のクラブがあります。これらによりプロジェクトを越えた社員同士のコミュニケーション活性化が図られています。有志社員による勉強会や社内イベントも開かれ、社会課題をテーマにした社内セミナー(社員が講演者となるケースも)なども行われています。コロナ禍以降はオンラインでの懇親イベントや情報交換も増え、リモート下でも繋がりを感じられる工夫がされています。

また研修制度も非常に充実しています。新人には約3ヶ月間の手厚い導入研修があり、実践的な演習を通じて「仕事に対する姿勢」や「変革を実現するためのスキル」を身につけます。研修の企画や講師は現場コンサルタントが務め、実務に即した内容です。中途入社者にも入社直後に基礎研修を行い、その後もキャリア段階に応じて基礎から応用まで学べる研修プログラムが用意されています。ロジカルシンキング、問題解決、ファシリテーション、会計・財務、英語ディベート等、科目は多岐にわたり、その数は約300コースにものぼります。必要に応じていつでも受講できるため、自己啓発意欲の高い社員には機会が豊富に提供されています。こうした社内活動や研修を通じて、社員同士が切磋琢磨しながら成長できる環境が整っています。


卒業後のキャリアパス

卒業後のキャリアパスの特徴

アビームを“卒業”した後のキャリアパスは多岐にわたります。 コンサルファーム出身者としての経験を活かし、事業会社や他のコンサルティングファームへ転職するケースが多く見られます。具体的な傾向として、以下のような転職先が挙げられます:

  1. 他のコンサルティングファームへ
    よりグローバルな戦略ファームや専門特化ファームへ転身する例があります。実際に「アビームのコンサルタントから外資系戦略コンサルファームのコンサルタントへ」という転職実例が報告されています。戦略プロジェクトの経験を積みたい人やグローバル案件に挑戦したい人が、MBB系やビッグ4系のファームへ移るケースです。アビームでも戦略案件は手掛けていますが数は限られるため、「戦略コンサルとして市場価値を高めたい」と考え転身する人もいるようです。
    他方で、アビームで培った業務改革やIT導入のスキルを評価され、同業他社(例えばBig4系のPwCコンサルティング等)に同じ業務系コンサルタント職で転職する例もあります。実例として、アビームの人事コンサルタント(係長クラス)が**PwCコンサルティングの人事コンサル(マネージャークラス)**に転職したケースなどが報告されています。つまり他ファームでポジションアップする形での転職も可能です。
  2. 事業会社(民間企業)へ
    クライアント企業側へキャリアチェンジするケースも多数あります。特に事業会社の経営企画・事業企画、IT戦略部門などへの転職が多い傾向です。コンサル時代に培った業界知識や課題解決力を買われ、メーカーや小売、金融など様々な業界の大手企業に中途入社しています。例えばセブン-イレブン・ジャパンの事業企画マネージャー職にアビーム出身者が就いた例があります(アビームでは業務プロセスコンサルタントとしてマネージャー職級だった人)。
    他にも製造業メーカーの経営企画、IT企業のプロダクトマネージャー、金融機関のデジタル戦略担当など、コンサルタントとして関わった業界の企業に転身するパターンが見られます。クライアントとの接点や専門領域の知見がそのまま転職先業務に活きるため、企業側も受け入れやすい傾向にあります。実例では、アビームでのエネルギー業界プロジェクト経験を活かし外資系重工メーカーの経営企画に転職したケースも報告されています。このように、コンサルタントとしての専門性+プロジェクトマネジメント力を買われて事業会社の中核人材になるケースが多い点が特徴です。
  3. その他のキャリア
    上記以外にも、ベンチャー企業やスタートアップへの参画、あるいは独立・起業といった道を選ぶ人もいます。公式な統計はありませんが、コンサル経験者はビジネス全般のスキルに長けるため、新興企業からCXO候補として迎えられたり、自ら起業してコンサルティング会社を立ち上げたりする例も業界では見受けられます。アビーム出身者にも、専門分野を活かして起業したりフリーのコンサルタントとして独立する人が一定数いると考えられます(※具体的事例は社外公表されていませんが、コンサル業界全体の傾向として)。

総じて、アビームでの経験は汎用性が高く、市場からの需要も厚いため、転職先の選択肢は幅広いと言えます。その人の志向次第で、コンサル畑を極めることも、事業会社でマネジメントに携わることも可能であり、**「アビーム出身者=即戦力人材」**という評価が定着しています。


成功事例

いくつか代表的な成功事例を挙げます。

  • 事業会社で要職に就く
    前述の通り、セブン-イレブン・ジャパンの事業企画マネージャーに就任したケースは、コンサル出身者が小売業界の大手企業で経営に関わるポジションを得た好例です。同様に、製造業メーカーの経営企画部長、メガベンチャーのCXO(Chief ○○ Officer)などに抜擢されるケースもあります。コンサルタント時代に経営視点と実行力を養っているため、転職後も短期間で成果を出し昇進するケースが目立ちます。
  • 他ファームでキャリアアップ
    アビームから戦略系や外資系コンサルに移り、短期間でシニアマネージャーやパートナーに昇格する人もいます。例えばアビームで3~5年経験を積んだ後、外資系戦略ファームに転じてプリンシパル(部長職相当)に就いた例があります。この方はMBAも保有していたとのことですが、アビームでの実務経験+学位が評価され高い役職と待遇で迎えられたようです。結果として転職前後で年収が倍増し、数年でパートナーに昇格するなど、大きなキャリアアップを実現しています。
  • 専門性を武器に起業
    例えばデジタルトランスフォーメーション(DX)領域の専門家として社内で頭角を現した人が独立し、自らコンサルティング会社を立ち上げたケースがあります(仮例)。アビームで培ったプロジェクト獲得のノウハウや信頼関係をもとにクライアントを開拓し、起業後も順調に事業を拡大している、といった成功談も転職エージェント等から語られることがあります。公式の成功事例集があるわけではありませんが、アビームのOB/OGネットワークを見ると各業界で要職について活躍している方が多く、そうしたキャリアの選択肢が開けている点は特筆すべきでしょう。

卒業後のキャリアパスから見た転職の魅力

アビームでの経験を積むこと自体が、将来的な市場価値を高める魅力となっています。まず、コンサルティングファーム出身者は一般に転職市場で高く評価されますが、アビームの場合は戦略立案から業務改革、システム導入まで一貫して手掛ける総合系であるため、得られるスキルセットが広範囲です。
この**「ビジネスとITの両方に通じた経験」**は多くの企業が求める人材像に合致し、結果としてアビーム経験者へのニーズは非常に高いと言えます。転職Q&Aサイトでもエージェントが「日本の製造業でSCM改革の経験を持っていることは現時点で市場価値が非常に高い。コンサル各社やメーカーからのニーズは高い」と回答しており、自身の経験に自信を持って良いと太鼓判を押しています。つまり特定業界の業務知識+変革推進力を持つコンサルタントは、引く手あまたの状態なのです。

加えて、アビーム出身者は転職先の選択肢が広く、キャリアの柔軟性が高い点も魅力です。先述のように事業会社の経営企画や事業開発ポジションに移る際、コンサル時代に企画系プロジェクトを経験していればスムーズに受け入れられる傾向があります。実務感覚と戦略思考の双方を備えているため、「社内コンサル」的な役割を担える人材として重宝されます。特に総合コンサルの若手であれば事業会社に移っても年収が大きく下がらない場合が多く(戦略系ほど高給ではないため)、収入面のリスクを抑えつつ企業側では即戦力として迎えられるという利点があります。

他方、他のコンサルファームへのステップアップも視野に入れやすいです。アビームは国内発のグローバルファームで知名度も高いため、例えば海外MBA留学後に外資系ファームへ応募する際なども職務経歴の価値が認められやすいでしょう。実際に「コンサル出身は転職市場で最強」と言われるほどで、アビームで鍛えた論理的思考力・問題解決力・プロジェクト推進力はどの業界でも通用する汎用スキルです。これらを武器にできるので、アビームに在籍することで将来のキャリアポートフォリオが充実するのは大きな魅力です。

さらに、アビームOB/OGのネットワークも一つの財産となります。様々な業界に先輩方が散らばっており、人脈を辿れば転職やビジネス機会で助けになることもあります。公式に「アビーム出身者=〇〇に強い」といったデータはありませんが、コンサル業界での経験値を評価されてCXO候補に抜擢されたり、ベンチャーの経営層に迎えられる例もあることから、「アビームを経て○○へ」という成功パターンが多数存在しています。

まとめると、アビームでのキャリアは“次”への切符になり得ます。幅広いスキル習得と高い市場評価、そして豊富な転職ルートが確保されている点で、アビームで働くこと自体が将来の選択肢を拡げる魅力となっています。アビームで成長し実績を残せば、あなたの市場価値は着実に高まり、次のステージでも活躍しやすくなるでしょう。


書籍リスト

アビームコンサルティングに関する書籍

  1. 『企業研究BOOK2018 アビームコンサルティング』(日経BPコンサルティング)
    アビームコンサルティングの企業研究本。社長対談やプロジェクト事例、各クラスの社員インタビュー、グローバル拠点紹介、採用情報などを通じてアビームの企業風土や強みを深堀りしています。コンサル業界の歴史や市場動向の解説に始まり、アビームの特徴(業界×サービス×グローバルの総合力)や企業哲学「Real Partner®」についても詳しく紹介されています。企業理解を深めたい就職・転職希望者に最適な一冊です。
  2. 『企業変革を実現する“リアルパートナー” アビームコンサルティング (企業研究BOOK2020)』(日経BP総研)
    上記の最新版にあたる電子書籍です。2020年時点の最新情報を盛り込み、アビームの事業戦略やデータドリブン経営、「Real Partner」の真意などを解説しています。Prologueではコンサル業界全体のトレンドにも触れられており、アビームのみならず業界研究にも役立ちます。アビームが手掛けた改革事例や社員のリアルな声も収録されており、社員の体験談を知ることができる貴重な資料です。
  3. 『究極の“コト消費”であるスポーツビジネス 成功のシナリオ』(久保田圭一 著、アビームコンサルティング 執筆協力)
    アビームコンサルティングのプリンシパルである久保田氏によるスポーツビジネスに関する著書です。一見アビームそのものの紹介本ではありませんが、筆者がアビームのコンサルタントであり、スポーツ領域でのコンサル事例や知見が多数紹介されています。アビームのコンサルタントがどのようにクライアントの課題にアプローチしているかを知る上で参考になりますし、アビームの得意分野の一つであるスポーツ・エンタメ業界での取り組みを理解する手がかりとなります。社員の専門性や視点を知るという意味で、社風・文化の一端が垣間見えるでしょう。

コンサル業界全般に関する書籍(※アビームに言及あり)

  1. 『図解入門業界研究 最新コンサル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(第5版、秀和システム)
    コンサルティング業界全体を平易に解説した入門書です。コンサル業界の歴史、主要プレイヤー、業界構造から最新トレンドまで網羅しています。**大手総合系ファーム(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビームなど)**の特徴や強みも紹介されており、各社の立ち位置を比較研究できます。アビームについても具体的に名前が挙がっており、総合系ファームの一角としてどのようなポジションにいるか理解できる内容です。コンサル業界志望者がまず読むべき定番の一冊です。
  2. 『図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(アビームコンサルティング監修)
    コンサルティング業界の構造やビジネスモデルを図解で分かりやすく解説した実用書です。各ファームが執筆・監修に関わっており、アビームコンサルティングも著者として名を連ねています(2020年以降のファーム発行書籍の一つ)。そのため内容にもアビームの視点が反映されており、業界全体の解説の中でアビームの役割や事例が紹介されています。コンサルティングの基本的なサービス内容からプロジェクトの進め方、さらに主要ファームごとのフォーカステーマまで扱っており、業界研究と企業研究を同時に進められる一冊です。
  3. 『コンサル・SIer志望者必見!日系大手アビームコンサルティングの実態』
    厳密には書籍ではなくWeb記事ですが、信頼できる業界研究レポートとして挙げます。就活情報サイトに掲載された記事で、総合コンサル大手6社(アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム)の特色や傾向をまとめたものです。各社の強みや社風の比較においてアビームにも言及されており、日系コンサルの代表格としてどのように位置付けられているかがわかります。業界地図を俯瞰しつつアビームを研究したい方にとって有用な資料です。なお、同様の内容をまとめた書籍としては『コンサル業界大研究』(産学社)などもありますが、本記事は無料で最新情報を得られる点で参考になるでしょう。

まとめ:アビームコンサルティングはこんな人におすすめ

  • 無理なく長期的にコンサルキャリアを築きたい人
    ワークライフバランスを保ちやすく、腰を据えて成長できる環境を重視するならアビームは最良の選択肢となり得ます。
  • 実行支援・IT分野の知見を深めたい人
    SAP導入や基幹システム刷新などの豊富な実績を生かし、業務改革を「最後までやり切る」力を身につけられます。
  • アジアなど海外での案件経験を積みたい人
    日系企業の海外進出支援を豊富に抱え、若手でも海外出張や駐在のチャンスが十分。グローバル志向の方にもマッチします。
  • 働きやすい社風と報酬のバランスを重視したい人
    日系ファームの中でもトップクラスの報酬水準でありながら、ホワイトな労働環境が整備されている点は他社にない強みです。

一方で、「とにかく外資系ブランドを得たい」「欧米発のトップ戦略案件でゴリゴリ稼ぎたい」という人には物足りない部分もあるかもしれません。しかしアビームもグローバル展開や上流フェーズへのシフトを加速しており、海外との提携網や上流案件の増加により企業としての総合力はさらに高まっています。

もしあなたが「日本発の総合コンサルで着実に成長し、グローバルにも活躍の場を広げたい」「安定した環境で専門性を深めたい」とお考えなら、アビームコンサルティングへの転職は大いに検討する価値があります。戦略~ITまでエンドツーエンドで案件に携わり、確かなキャリアアップを目指せるチャンスをぜひ掴んでみてください。

アビームコンサルティングは、あなたの新たなキャリアと可能性を拓く選択肢の一つとして、非常に魅力的な企業と言えるでしょう。興味が湧いたなら、ぜひ転職を前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

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