Strategy&(PwC)の中途採用面接の情報です。
Strategy&について
Strategy&はPwCのStrategy部門です
PwCは監査法人系の総合コンサルティングファームで、他の総合系コンサルティングファームと同様に、インダストリー部門とファンクション部門に分かれています。
Strategy&はこのファクション部門のストラテジー機能を担っており、元からPwCにあったStrategy部門に、買収されたBooz&CompanyとPRTMが加わることで誕生しました
Booz&Compnayはゴーン下の日産のリバイバルに関与する等、歴史と実績のある戦略ファームのため、統合後はBoozのカルチャーがもっとも色濃く残っている組織です
独自の組織運営
PwC本体からも組織運営が切り離されています
PwC本体が監査法人系なので、副業の禁止や株式など投資への制限が厳しことは共通です
一方で、PwC本体と異なり、Strategy&には各ランクでの在籍可能期間が明確に定められており、その期限を過ぎても昇格できない場合は自動的に解雇になります
(そこまで厳しい基準ではなく、あくまでコンサルタント職に向いていない人が長く居座ることを防ぐ程度のニュアンスのものです)
また、研修などの制度も、グローバルで共通のStrategy&固有のものが適用されています
筆記テスト
Strategy&のWebテストはWeb-CABというものです。
テストは自宅のパソコンで受けるものではなく、テスト会場に出向いて、会場のパソコンで実施する形式です。
テストの難易度は高く、高学歴の知人も不合格となっていました。
従って、Strategy&のテスト対策はしっかり行うことをお勧めします。
Strategy&のテスト対策はこちらに記載しています。
採用面接
Strategy&の採用面接は基本的に最低で4次面接まであり、非常に長いです。
若手は3次面接で合格になるケースもあるそうですが、長い人は6次面接まで実施され、しかも不合格になったそうです。
一つ一つの面接の通過基準は決して高く無いと思いますが、面接回数が多いので、ケースの凡ミスや面接官と相性が合わず不本意な印象を与えないように注意が必要です。
1次、2次面接
Strategy&の1次、2次面接は、マネージャーによる45~50分程度の面接です。
内容はこれまでの経験や志望動機を確認するものを15分~20分程度。その後に、ケース問題が20~30分程度の内容です。
マネージャー目線で、専門知識の有無を含めて、自分のチームにスタッフとしてフィットするかを確認されている印象の面接でした。
ケース面接に関しては、1次、2次ともに、面接官が事前に考え(もしくはファームで用意されている)ケースが紙に印刷されており、それを渡されます。
1次、2次ともに、フェルミ推定を最初に行い、その後に市場拡大を検討するタイプのケースがメインの様です。
ケースの問題は、オーソドックスなもので複雑なものでないので、落ち着いて回答すれば回答できると思います。
3次面接
3次面接は、ディレクターとの50分程度の面接になります。
内容は1次、2次面接と同じく、志望動機や貢献仮説の確認を前半に行い、後半にケース面接です。
ケース面接はこちらもシンプルな問題でした。
Strategy&はディレクター以上のプロフィールが公開されているので、どのような面接官が出てくるか事前に確認するのも良いと思います。
4次面接
4次以降の面接は、パートナーと行います。
基本的には、パートナー×2人+人事面接となるようです。
この面接以降、内定がでますが、人によっては4次以降も面接が続くケースもあるようです。
内容は、志望動機や貢献仮説、コンサルタントとしての自分の売りは何か、というビヘイビアーの面接がメインになります。
がっつりケースというものよりは、会話の中で話題に上がった業界に対する知見を含めたケースライクな質問がされることがあります。
以上、Strategy&(PwC)の中途採用の面接状況になります。
Strategy&のケース面接を練習する
受験者のレベルが高いStrategy&の選考を突破するには、ケース面接対策をしっかり行うことが重要です。
ケース面接はファームによって、出題される問題に若干の傾向があります。
したがって、ケース面接の対策はファームごとに、そのファームの過去問を使って行うのが最適です。
また、面接官によっては、自分のお気に入りのケースを繰り返し使用することもあるので、過去問と同じ問題が出題されることがあります。
そういう点からも受験するファームの過去問でケース面接の練習をすることは非常に効果的です。
Strategy&のケース面接の過去問は、こちらをご覧ください。
Strategy&のオフィス
Strategy&のオフィスは東京駅近くの丸の内パークビルにあります。
このビルには三菱商事や法律事務所などが入居しており、派手ではありませんが比較的奇麗なビルです。
オフィスは東京駅から近く、また分かりやすい場所にあるので、迷うこともあまりないと思います。
オフィス近くのカフェ
面接時に早くついてしまった場合は、オフィスビルの近くにスターバックスがあり、時間をつぶすことができます。
ただし、このスターバックスは座席数が少ないので、座れない可能性があります。
その場合は、スターバックスのすぐ隣に、ビルのベンチがあるのでそちらでのんびり時間をつぶすことができます。
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