ボストンコンサルティンググループ(BCG/ボスコン)の中途採用面接【spiからケース面接まで解説】

MBBの一角、BCGの中途採用面接について記載します。

ボストンコンサルティンググループについて

ボストンコンサルティンググループはブルース・ヘンダーソンによって設立された戦略コンサルティングファームで、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントや経験曲線、タイムベースドコンサルティングなどのコンサルティング手法を開発したことでも有名です

急拡大するコンサルティングファーム

BCGはここ数年、急拡大していることで有名です

現在、日本のオフィスには700~800人が所属しているそうで、軽く総合ファームの様な規模感になっています

ボストンコンサルティンググループが急拡大した背景には、デジタル領域の強化と企業の現場オペレーションへの入り込みが功を奏している点があります

デジタル・シフト

ボストンコンサルティンググループはここ数年、デジタル領域のケイパビリティを強化しており、そのことは同社が出版する書籍を見る理解できます

まず、BCGはデロイト デジタルのデジタルマーケティングに強いメンバーを引き抜き、デジタルBCGを立ち上げました

その後、BCGのLA支社で発祥したボスコンベンチャーズを日本にも移植しました

ボスコンベンチャーズは、BCGがコンサルティングを行ったデジタル系の新規事業のプロダクト開発を請け負う組織です

従って、コンサルティングを行うのではなく、アプリなどのプロダクトを開発する部隊です

従って、インターネットベンチャーなどでプロダクトオーナー、デザイナー、エンジニアをしていた人が活躍するポジションになります

組織について

BCGはかなりトップダウンの社風で、基本的にはパートナーしか営業をしてはいけないルールとなっています

パートナー未満のメンバーは基本的にはパートナーに割り振られたプロジェクトにアサインされることになるため、パートナーの権限が強くなります

狙ったアサインを勝ち取るためには、うまく立ち回って、仁義を通したり、自己アピールする必要があります

面接までのステップ

BCGの中途採用面接では通常、Webテストの受験が必要です。

BCGのWebテストの難易度は他のコンサルティングファームと比較して高くはありませんが、志望者の多い人気企業なので対策はしておいたほうが良いと思います。

対策に関しては、以下を参考ください。

BCGのWebテストは、BCGが主催する採用イベントに参加することで免除となる可能性があります。

採用イベントには、エージェント経由で申し込むことが可能です。

忙しい中でWebテストの準備と受験を行うのは億劫なものなので、まずはエージェントに相談すると良いと思います。

戦略コンサルティングファームへの転職の際に利用できる転職エージェントは以下のページにまとめています

また、即戦力のCMでおなじみのビズリーチを使うと、ボストンコンサルティンググループから直接、中途採用面接受験のお誘いが来ます

人事の方から直接連絡が来るので、選考や企業情報に関して、疑問点を問い合わせることも可能です

ビズリーチでは、ボスコンのほかに、マッキンゼーやATカーニーの人事からも直接プラチナスカウトというオファーが来ます

戦略コンサルティングファームに限らず、キャリアディベロップメントに必須のサイトなので、必ず登録しておいてください

面接のステップ

Webテスト通過後は、面接に進みます。

面接回数

BCGの面接回数は2回~5回くらいです。面接の回数自体は人によって異なります。

面接回数が人によって異なる理由は、採用権のあるパートナーが面接に登場するタイミングが人によって違うからです。

また、面接回数が進んでも結局採用権のあるパートナーに見初められないとオファーは出ない為、面接回数が進んでもあまり油断できません。面接が進んでいても、落ちる人はサクッと落ちます。気を抜かずに頑張ってください。

面接内容

BCGの面接は他のコンサルティングファームと同様、ケース面接とビヘイビアー面接で構成されます。

ビヘイビアー面接

コンサルティングファームといえば、ケース面接が重視されると思われるかもしれませんが、BCGはビヘイビアー面接も重視されます。

これは、BCG自体の採用要件にチャーム(人間的な魅力)があるかどうかが含まれるためです。

また、チャームや人間性が重視されるのは、①ゆくゆくは人柄でも魅了して、案件を獲得していかなければいけない、②少数のメンバーで密に働くことになるので人間性が重要だからです。

ビヘイビアー面接のポイントとよく聞かれる質問は以下でまとめています。

ケース面接

BCGにおいてもケース面接は非常に重要であり、ほぼ毎回ケース面接が行われます。

BCGのケース問題には、①資料を使ったものと②面接官が紙を使って行うものの2パターンあることに特徴があります。

①の資料を使った問題に関しては、だいたい5パターンくらいの問題があります。それぞれの問題で資料が3枚ほどあり、設問も2~4問ほどあります。

基本的には、テーマに対して自分で仮説を設定し、それを資料中にあるファクト(データ)で裏付けするというスタイルの問題になります。

②の面接官がオリジナルで出す問題ですが、こちらは面接官や候補者のバックグラウンドによって出題される問題が全くことなるので対策が立てづらいです。

こちらに過去に受験した知人から集めた過去問題をまとめました。

ケース面接で不安を抱える人は、こちらの問題も参考にしてしっかり練習をしておいてください。

こちらの問題集の過去問を一通り解いておく(アプローチを考えておく)と、本番でどのような問題が来ても落ち着いて回答できると思います。

オフィス

ボストンコンサルティンググループのWebテストはオンラインで受験可能です。

Webテスト通過後の面接は基本的に、オフィスに出向く必要があります。

ボストンコンサルティンググループのオフィスは日本橋にあります。

東京駅からも歩いて行けますが、銀座線・半蔵門線の三越前駅や神田駅からのアクセスが便利です

ビル内にWiredカフェがあるので、面接前に時間をつぶすことが可能です。

面接前にドタバタするのは精神的に良くないので、早目についてカフェでリラックスしたり、面接のイメージトレーニングをすることをお勧めします

BCGを知るための書籍

BCGは現役、OBOG含め、たくさんの書籍が出版されているため、書籍により業務や社風を理解することができます。

経営の論点シリーズ

毎年出版されているもので、BCGがどの様な案件をクライアントに売り込んでいるか、また、どのパートナーがそれを担っているか、を理解することができます。

内容は比較的容易で、コンサルティングファームで働いたことがない方も理解することができます。

デジタル関係のMook本

上記の書籍に加え、デジタル関係のムック本も多数出版されています。

こちらの書籍も特に需要の大きいデジタル領域に関するテーマや担当者を知ることができるのでおすすめです。

以上、BCGの中途採用面接についてでした。

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