マッキンゼーの中途採用面接について記載します。
面接までのプロセス
マッキンゼーの面接に至るまでのステップとして特徴的なのは英語でのレジュメが必要となる点です。
戦略系ファームで英語でレジュメが必要とされるのは、大手ではマッキンゼーのみです。
英語のレジュメと言っても記載する内容のボリュームはA4を1ページくらいで、これまでのキャリアをシンプルにサマリーするだけなのでハードルは高くないです。
フォーマルな書類ではあるので、帰国子女やMBAホルダーでない方は、エージェントや外国人の友人にチェックしてもらうことをおすすめします。
Webテスト
英文レジュメが通過した場合、Webテストになります。
マッキンゼーは以前のProblem Solvingのテストから、一般的な玉手箱形式のテストに変更になっています。
テストについては、こちらをご覧ください。
Problem Solvingテストは英語が苦手な日本人には大変、難易度の高いテストでした。一方で、現在の玉手箱形式のWebテストは拍子抜けするほど簡単です。
就職活動や転職活動のWebテストで落ちた経験の無い方であれば、無勉強でも突破できると思います。心配な方は玉手箱形式のテキストを1冊勉強しておくと良いと思います。
面接の回数・内容(英語・ケース面接含む)
1次面接(50分×2回)
テストを通過した場合、1次面接になります。
1次面接はマネージャークラスのメンバーとの2回の面接になります。マッキンゼーはマネージャーでも若い方が多く20代後半から30代前半の方との面談になることが多いと思います。
面接の内容は、①リーダーシップ経験に関するヒアリング(20分くらい)、②ケースディスカッション(25分くらい)が1セットになっています。
2名の面接官と話すことになるので、このセットを2回行うことになります。(1次面接は基本的に日本人の候補者は日本語で行う様です)
マッキンゼーのケース面接は、資料を使ったケースが基本となっており、自社のホームページで内容のサンプルが公開されています。
このサンプルの様に、面接官と一つ一つの問題についてディスカッションしていきます。
2次面接(50分×3回)
2次面接では、パートナークラスのシニアコンサルタントとの面接になります。
基本的な面接の構成は同じで、リーダーシップ経験に関するヒアリングと紙で用意されたケースに対するディスカッションです。
リーダーシップに関する経験は、これまでの面接で話したエピソードとは別のものを求められることがあるので複数のエピソード(4~5個)を用意しておく必要があります。
2次面接のうち1名とは英語での面接になります。
英語面接は、日本人パートナーが英語で行う場合と、外国籍パートナーが英語で行う場合があります。
2次面接をもって内定になります。
ケース面接の内容・過去問
マッキンゼーのケース面接は事前に準備された全世界共通のケース問題を使って行われます。
たいていのケースは3問くらいの構成になっており、その中でケース面接から派生した計算問題が必ず含まれることに特徴があります。
他のコンサルティングファームは、面接官が考えた問題を1問か2問解かせるスタイルが主流です。計算問題もフェルミ推定がメインで、自分で内容を咀嚼して計算式を考える問題はあまり出題されません。
マッキンゼーのケース面接に関しては、以下の記事でまとめています。
マッキンゼーのケース面接は慣れてしまえば、そこまで難しい問題ではありませんが、練習問題が少なく対策がしづらいのが難点です。
今回、マッキンゼーの過去問を参考に同じ形式、難易度の練習問題を用意しました。
ケース面接に不安があるひとは、ぜひ練習に活用してください。
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