第二新卒は日本語力を鍛えるとうまくいく

若手社員は日本語力を鍛えた方が良い

新卒・第二新卒クラスの若手と仕事をしていると、日本語力が無いと感じることが多い

当意即妙な正しい日本語を書くことができないのはもちろんのこと、文章が長い、論理的な文章構成になっていないなど基礎的なこともできていない人が大半である

恐らく、学生生活で正しい文章を書く経験が少なかったのだと思う。卒論はまだしも、大学の課題レポートなどは添削までしてもらって自分の日本語力の無さに気づく機会も少ない

正しい文章を書く日本語力はビジネスパーソンとして非常に重要である。特に、言葉で高度なコミュニケーションを行う必要のあるビジネスコンサルタントにおいては、なおさらである

コンサルタントは、クライアントの状態を正しく描写し、解決策を分かりやすく、相手の脳内にイメージが湧くような具体的な言葉をもって語らなければならない

優秀なコンサルタントは、自分の脳内にあるイメージを表現するTo The Pointな言葉を反芻しながら何度も何度も推敲する。文章力は相当高いものになる

これまで日本語力を鍛える機会の少なかった若手スタッフは、日本語力を鍛えることで上司・先輩により早く認められ、仕事を任せてもらえる範囲が増えると思う

上司にとって、部下の日本語の表現を添削しなくて良いのは非常に楽だからである

日本語力の鍛え方

何でもそうですが、あるスキルを習得するためには、インプットとアウトプットを繰り返す必要がある

インプット

正しい文章を書くためには、正しい日本語で書かれた”上手い”文章をたくさんインプットすることが有効

趣味で読書するのであれば、どのような文章を読んでも構いませんが、ビジネスライティングを鍛える場合は論理的に構成された文章が良いでしょう

自己啓発書ではなく、コンサルタントが描いたビジネス書や学術的な本(新書など)が手軽で、少し難易度は上がりますが、哲学書であれば読解力も同時に鍛えることができます

アウトプット

アウトプットに関しては、学生であれば学業で論理的な文章を書く、ビジネスパーソンの場合はできるだけビジネスの機会でアウトプットの機会(議事録など)を見つけるのが最優先

若手であれば、議事録などは頼まれてなくても勝手に書いて提出すれば良い

アウトプットに関しては、できるだけフィードバックをもらったほうが良いので、積極的に上位者に意見をもらいに行けばよい

また、余力がある人は、日記やブログなどでできるだけ自分の意見を書き出す・人に伝える機会を持つとよい

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