今回は、新型コロナ（COVID-19）とコンサルティングファームへの転職に関する情報を記載します。なお、この記事は2020年4月末、非常事態宣言により外出自粛が要請されている最中に記載しました
コンサルティングファームの状況
プロジェクトの受注状況
まず、コンサルティングファームの概況についてです。私の知りうる範囲の状況を記載していますが、どこも似たような状況ではないかと思います
まず、プロジェクトの受注状況ですが、やはり案件数は減っており、従業員の稼働率は落ちています
理由としては、クライアント側が不要不急のプロジェクト以外はストップさせる方針であることが大きいです。
これは、企業側が今後の景況感を見定めており、どのようなプロジェクトに注力すべきかを模索している（決めかねている）為です。
例えば、長期的な不況に陥るならば、コスト削減やレジリエンスを高めるためのプロジェクトに投資します。
一方で、そこまでの不況に陥らないのであれば、コロナ前のような成長戦略を重視し、新規事業検討や積極的なDXなどを検討するでしょう。
現在は、長期的な展望が見えない為、新しいプロジェクトを始めることに躊躇しています
また、単純に往訪ができないので、提案活動自体ができないというのもあります
実際のプロジェクトの状況
次に、実際のプロジェクトの状況です。こちらに関しては、プロジェクトや会社の方針によって、状況が大きく異なると思うので、あくまで一例だと考えてください
まず、基本的に全て在宅ワークになります。これはプロジェクトというよりは、会社としての方針で、完全に出社禁止で全員が自宅で作業することになっているファームが多いのではないでしょうか。
各々が自宅で作業し、メール、電話、オンライン会議システムなどで進捗共有やディスカッションを行います。この点は後でも触れますが、各コンサルタントにかなり高いレベルでの自立性が要求されます
クライアントとの会議に関しては、クライアントの要望によっても多少異なるかもしれませんが、基本的にはZoomやTeamsを活用してのオンライン会議でのコミュニケーションになります。FaceToFaceの状況に比べ、相手の反応が読みづらかったり、関係性構築が難しくなるために、プロジェクトの難易度が上がる方向に働きます
コンサルティングファームへの転職について
このサイトはコンサルティングファームへの転職方法を掲載するサイトです。したがって、現在の転職状況についても触れます。
採用状況
まず、各社に言えることだと思いますが、基本的にコンサルティングファームは採用活動する意向は各社あると思います。これは、コロナ前から慢性的な人不足であったこと、また、コンサルティングファームは常に高い人材の離職リスクに晒されている為ある程度採用を続けないといけないという点からです
一方で、採用意欲が高いかと言えば、やはり採用意欲は高くないと思います。特に、未経験のスタッフ層は厳選採用する傾向となるのではないでしょうか
コンサルティングワークを未経験の人材が完全リモートの状況でコンサルティングワークをキャッチアップするのはかなり難しいと思います
リモートワークだとホワイトボードの様な視覚化ツールを使えない、タイムリーなコミュニケーションや密なコミュニケーションがとりづらい為です
したがって、未経験層のスタッフの採用は厳選採用の方向に進むと考えられます
では、どうすれば良いのか？
では、コンサルティングファームへの転職を検討している方はどうすれば良いでしょうか？
まず、状況によりますが、さすがにこの5・6月から夏にかけては企業側もあまり面接を進める意向も無いでしょうし、仮に面接したとしてもオンライン面接となってしまうため、あまり積極的に面接活動をしなくても良いと思います。
その一方で、自宅でできることはたくさんあります。
特に、内省とケース面接対策は今の時期に対策をやりこむと良いと思います
内省について
COVID-19の流行で世界がこれまでとは全く違う世界になり、そして、それが不可逆的な変化となることが見込まれます
そのような時代の大きな変曲点においては、感受性高く内省を行うことが可能です
実際に、東日本大震災の際には、”自分の人生の一回性”を意識して、生きているうちにやりたいことをやろうと独立や起業に踏み出しました
- 自分はどのような人生を生きていきたいのか？
- 社会にどのような価値を提供していくべきなのか？
- 得意なことは何なのか？
- 苦手なこと、やりたくないことは何のか？
コンサルティングファームへの転職抜きに、色々な観点で内省を深めることをお勧めします
必ずや自分の人生にとって有意義な示唆が得られると思います
ケース面接対策について
次にケース面接対策についてです
前述した様に、After COVID-19では採用のハードルは高まる方向に動きます。未経験者がリモートワークの発生などの難しい状況でキャッチアップする必要が生じる可能性があります
ファーム側のケース面接のできに対するクオリティーバーも上がると予想されますし、コンサルティングファームへの転職を考えている方はしっかり練習しておくことが求められます
また、ケース面接対策はファームへの転職に関係なく、本来はパズルの様に楽しみながら訓練できるものです。在宅の気晴らしに取り組んでみてもらいたいです
ぜひ、在宅で時間のあるうちにやりこんでください
ケース面接の練習をする際に、実際にどれくらいのレベルを目指せば良いのか？というのは、未経験者の方には難しいと思います
以下の様な教材をケース面接対策の参考にしてください。普通に読んでみるだけでも面白いと思います
こちらの教材購入者のみに、オンライン面談も提供しているのでぜひ、そちらも検討してみてください。必ず有意義な時間になると思います。
以上、COVID-19後のコンサルティングファーム転職について記載しました
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