今、新卒でコンサルティングファームに入社した若者と一緒に仕事をしています。
コンサルティングファームに新卒で入社すると、ビジネスに関して右も左も分からない状態から、高いビジネススキルが無いと如何ともしがたいコンサルティングワークの高い壁に苦労します。
一緒に仕事をしている新卒も、前向きには業務に取り込んでいるものの、なかなかキャッチアップに苦労しているようです。
そこで、今回は新人コンサルタントがコンサルティング業務にキャッチアップするためにすべきことをまとめました。
①目の前のタスクに全力で取り組む。完璧を目指す
まず、やはりこのスタンスがとても重要になります。
コンサルタントは新人だろうがなかろうが、多くのタスクを振られるものです。
自身のワーク(調査・分析)だけでなく、クライアントとの会議の設定、議事録の執筆、ファーム内活動などなど。
新人コンサルタントは、これらタスク量に振り回されて、一つ一つのクオリティがとても下がっている人が多く見受けられます。
複数のタスクが積み重なっていき、焦る気持ちは分かりますが、一つ一つのタスクをしっかりこなしていくしかありません。
優先度をつけて、一つづつこなす
重要度×緊急度のマトリックスでも良いですし、ラストインファーストアウト方式でもなんでも良いですが、自分が決めたルールで優先順位をつけ、そのタスクに100%集中しきることが重要です。
また、最初のうちはエクセルで自分のタスク管理票を作ることもお勧めします。
②できるだけ大量にインプットをする
最初のうちは、分からないことだらけなので、とにかくインプットをする必要があります。
書籍だけをとっても、インプットの切り口は、仕事術、ビジネスファンクション(ファイナンス、マーケティング等)、業界情報(自動車、出版)、テクノロジー・・・と多岐に渡ります、
新卒の場合は、とにかく仕事術関係の本をインプットすることをお勧めします。
仕事術は知っているか知らないかで、仕事の効率が大きく変わる部分でもあります。
③プライベートを犠牲にする
電通の事件以降、企業のマネジメント層は若手の負荷や残業に非常にセンシティブになりました。
実際、若手に可能な限り、残業させない企業は大きく増えたと思います。それは、コンサルティングファームでも例外ではありません。
確かに高負荷で倒れてしまっては元も子もありませんが、私はコンサルティングの仕事を始めた初期は、プライベートを犠牲にしても一時的に仕事に集中しきってみるということをお勧めします。
期間としては、半年も続ける必要はなく、まずは3か月程度で良いと思います。
一時的に集中して仕事に取組み、試行錯誤することで、なんとなくですが、コンサルタントがバリューを出すとはどういうことか?が分かるようになってくると思います。
コンサルティングファーム入社後に辛いのは、この何をすることがこの仕事のゴールなのか?が感覚的にピントき辛いことだと思います。
したがって、多少無理してでも、この状態を早く脱出して、精神的に安定した状態で仕事に取り組めるようになると良いと思います。
③プライベートを犠牲にする
コメント