転職活動の身だしなみについて、記載します。
コンサルティングファームへの転職において、身だしなみを整える意味は、”足切りを回避する”ということです。
プロフェッショナルとしてふさわしい身だしなみへの配慮や清潔感があればそれで良いということです。
以下、各ポイントについて解説しますが、ある程度できていれば大丈夫だと思います。気負いせず、もし意識できていないところがあれば、転職活動を機に改善してください。
私は男なので主に男性の身だしなみに関して記載しています。女性の方は、元から身だしなみが整っている方が多いので、日ごろのケアで大丈夫かと思います。
(また、当たり前ですが、コンサルティングファームへの転職に関しては、ケース面接やビヘイビアー面接の内容の方が100万倍重要です)
身に着けるものに関して
まずは、身に着けるものに関してです。コンサルティングファームを受験する方には、普段、スーツではなく、私服で仕事をしている方もいるかと思います。慣れないスーツでも自信を持って面接に挑めるようにしっかり準備してください。
眼鏡
まずは、眼鏡に関してです。
そもそも、眼鏡にすべきかコンタクトにすべきか、という話があると思います。眼鏡をかけると知的に見える一方で、少し大人しく見える可能性があります。
したがって、眼鏡にするかコンタクトにするかは、自分が与えたい印象で決めると良いと思います。
体格が良かったり色黒だったりする人は眼鏡をかけて知的に見せるのもありだし、色白でもともと知的に見える人はコンタクトにしてアクティブに見えるようにすると良いと思います。
もし、眼鏡をかける場合は、眼鏡が汚れていないかを面接前に確認してください。眼鏡に指紋や皮脂がついている場合、清潔感にかけてしまいます。
ちなみに、眼鏡は自分の眉毛と同じ形でフレーム上部がアーチを描くもの、自分の眉毛と同じ高さにフレーム上部が重なるものを選ぶと似合いやすいと言われています。
目と眉毛が離れている日本人にとっては、なかなかフィットするものを見つけるのが難しいですが、ぜひ自分に似合うものを探してください。(当然ですが、眼鏡が似合っているかどうかは面接の合否には関係しません)
スーツ
次は、スーツに関してです。
若い方は問題ないかもしれませんが、ある程度年齢がいった方で、ずっと同じスーツを着ている方はシルエットが古くなっていないかを注意してください。
シルエットが古いと、やぼったく見えてしまい、プロフェッショナルな印象からは離れてしまいます。
スーツのシルエットに関しては、ズボンの裾の細さと長さ、及びジャケットが身体にフィットしているかどうかが重要です。
今は、麻布テーラーなどのパターンオーダーの店で比較的安価に身体にフィットしたスーツを用意することができます。興味のある方は、行ってみてください。
スーツのしわに関して
たまに、背広(背後)がしわしわになっている人がいますが、印象が良くないので、ハンカチを当てたうえでアイロンをかけて、しわを消してから面接に出かけましょう。
ジャケットを羽織ったまま、長時間椅子に座ってしまうと、背中の部分にしわができやすくなります。オフィスではジャケットを脱いで仕事をすることをお勧めします。
ネクタイ
派手な柄や色ではない、無難な柄・色のものであれば良いと思います。
忘れないようにバックに予備を入れたり、オフィスに予備を置いておくと良いと思います。
靴下
靴下は履きましょう。白い靴下は悪目立ちするので避けましょう。それだけです。
靴
靴のデザインはREGALなどでシンプルなものを買えばよいと思います。
また、汚れには気を付けましょう。普段スーツで仕事をする人は、週次や隔週でシュークリームでクリーニングしましょう。
かかとやつま先がすり減っていないかを確認し、もしすり減っている場合は買い替えるかリペアしましょう。
シャツ
皺が目立たないように、きちんとアイロンを当てて面接に行きましょう。
ちなみに、クリーニング店は便利ですが、高温でアイロン処理されるのでワイシャツは家庭で洗濯・アイロンを行うより、痛みやすくなります。私は、自宅で洗濯しています。
また、色は白か水色が無難で良いと思います。シャツに関しても、麻布テーラーで1万円以下でセミオーダーすることが可能です。
時計
ケースで時間制限(5分で考えて等)をされる可能性があるので時計は必ず持っていきましょう。
Apple Watchなどのスマートウォッチはぎりぎりありかと思いますが、G-shockはビジネスプロフェッショナルに見えないので避けた方が良いです。可能であれば、トラディショナルなアナログ表示の時計が良いと思います。
ちなみに、↓こんな感じで、時計単体で起立するタイプの時計を持っていると非常に便利です。この時計をデスクの上に立てておくと、視線を大きく動かさずに時間を確認することができます。
コンサルタントになったら、会議の時間コントロールはマストのスキルになります。(忙しいクライアントやパートナーとの会議時間は限られているため)
その際に、デスクの見えるところに常に時計を置いておくと、時間コントロールの一助となります。その時に使えるものなので、気に入るものを買っておくと良いと思います。
(画像出展: http://restart15515.hateblo.jp/entry/2015/06/28/084356 )
鞄(かばん)
手に持つタイプで、黒やネイビーなど落ち着いた色のものを持っていけば良いと思います。
社会人なので、新卒の就職活動に使っていたものよりはもう少し良いものを買うと良いと思います。
トートバックは面接の場では少しカジュアルなので避けましょう。
自分の身体に関して
顔
多くの方は夕方以降に面接を受けると思います。
朝、顔を洗ってから時間が立っているので、皮脂が浮いてきていると思います。脂取り紙で必ずふき取ってから面接に出かけましょう。
たまに、オフィスでフェイスタオルを使っている人がいますが、これはアルコールで必要な水分まで飛ばしてしまうので使わない方が良いです。
一時的にはすっきりしても、長期的には肌が乾燥して加齢を早めます。
髪の毛
朝、シャワーを浴びる等して、寝癖を直し、きれいにセットしていきましょう。
散髪は月に1回程度行い、サイドや襟足の毛が伸びすぎないように注意しましょう。
ひげ
コンサルティングファームの面接において、伸ばす意味がないので必ずきれいに剃っていきましょう。無精ひげもNGです。
コンサルティングファームでひげを伸ばしている男性を見たことがありません。
青髭が気になってしまう人は、オフィスやビルのトイレで電動シェーバーで剃りなおしましょう。(結構、恥ずかしいかもしれませんが)
口臭
知らずに臭っている人も多く、かなり重要です。
コンサルティングファームによっては、外来用会議室のデスクが小さく、面接官との距離が近い場合があります。(ベインとStrategy&がデスクが小さかった印象があります)
口臭を予防するために、以下に気を付けると良いと思います。
- 前日に深酒をしない
- 前日にニンニクなどのにおいのきついものを食べない
- 口が乾燥しないように、お茶を飲んでおく(面接にペットボトルのお茶を持ち込んだら良いと思います。)
- 気になる場合は、面接前に歯を磨く
口臭は生理的に深いなため、かなり印象が悪くなるので気を付けましょう。
加齢臭
あまりニオイがするタイミングが無いとは思いますが・・・(最後、お見送りしてもらう時くらいでしょうか)
加齢臭は首の上の付け根、耳の裏、股間から発生するので、その部位は良く洗いましょう。
以上、コンサルティングファームの面接における身だしなみのポイントでした。
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