今回は、コンサルティングファームに転職しながらも、業務にフィットできずに早々と離職することになる方の特徴をお伝えします。
コンサルティングファームへの転職は、事業会社への転職と比較して、業務にフィットできない方が一定多くいらっしゃいます。
私がコンサルティングファームで見てきた、これらの同僚は同じ傾向を有している傾向があるので、それら特徴を5つお伝えしようと思います。
コンサルティングファームへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
①実務能力が低い
コンサルティングファームでは、専門知識の前に、高い実務能力が求められる。
実務能力とは、エクセルやパワポの効率的な使い方から、論理的な文章を書く技術、ファシリテーションスキルなどのコミュニケーションスキルにまで多岐にわたります。
転職してきた人の中には、自分のスキルとファームの要求するレベルが合わない場合があります。
第二新卒くらいであれば、実務スキルが低くても仕方ないとみなされるケースもあるかもしれません。
しかし、それ以上の年次で、実務スキルすら十分でないケースは、「仕事ができない人」とみなされる危険性があります。
以前の職場での低い業務スキルですんでいてしまった方の中には、ファームでの業務に対応できず、最終的には離職を余儀なくされることもあります。
私が実際に見たケースでは、会計士出身のコンサルタントで、市場調査に関するリサーチ能力が低く、試用期間中に実質解雇されてしまった方がいました。
②フィードバックをすぐに反映し、行動を修正できない
コンサルティングファームでは、フィードバック文化が根付いています。
常に改善を求め、成果を出すためには、フィードバックを素早く取り入れて行動を修正する必要があります。
しかし、その反応が遅い人や、フィードバックを受け入れられない人は、業務に適応できずに早期離職する傾向があります。
コンサルティングファームの業務の進め方は、戦略検討のプロジェクトに最適特化されています。
事業会社から転職して、この仕事の進め方が分からないのは、当然だと皆思っています。
なので、最初はしっかり教えてもらえます(人によって当たりの強さはありますが)
しかし、それで行動を修正できない場合は、比較的早期に見放され、アサインされなくなります。
もらったフィードバックは全力で反映することをおすすめします。
私の同僚でも、フィードバックへの反映が鈍いという理由が決定だとなって、解雇扱いになった方がいらっしゃいます。
③社内営業、社内評価を死守する重要性に気づいていない
コンサルティングファームでは、自己PRや社内営業がとても重要です。
自分の実力、実績を正確に伝え、他のメンバーに認識してもらうことで、チーム内での評価や次のプロジェクトのアサインメントに影響を与えます。
これを理解し、行動できない人は、会社内でのポジションが低下し、アサインされづらくなったり、扱いが悪くなっていきます。
②根性がない、コミットメントが強くない
コンサルティング業界は、高いコミットメントと強い意志を必要とします。
ハードな業務に対する耐性が必要で、自分の限界を超えて働くことも求められます。
そのような状況に耐えられず、途中で挫折してしまう人は、早々に退職する傾向があります。
⑤未経験マネジメントレイヤーでの転職
事業会社で出世した一部のビジネスパーソンは、キャリアアップを求めてコンサルティングファームのマネジメントレベルに転職します。
しかし、スタッフとしてのコンサルファーム経験がない場合、プロジェクトの管理や成果物の作成やレビュー、クライアントとのコミュニケーションに苦労することがあります。
現場でのコンサルワークの経験がない場合、結果を出すことが難しく、フィットできない可能性があります。
現職のポジションで出世していても、ファームに転職するときは、下のポジションから入ることをおすすめします。
入社してからの、プロモーションはいくらでもできます。
以上、コンサルティングファームへの転職で失敗する人の特徴を5つ紹介しました。
これらを避けることで、成功する転職となることを願っています。
エージェントを活用して事例を集める
コンサルティングファームへの転職で失敗する人の特徴は、エージェントから情報収集することをおすすめします。
エージェントは転職支援した後も、候補者と接点を取っており、解雇された情報やその理由を把握しているケースが多くあります。
自分の不安な点や、キャリアを踏まえた上で相談することで、よりピンポイントの悩み相談できると思います。
エージェントはできるだけ、たくさん回ることをおすすめします。
なかでも、コンサルティングファームに強いエージェントは一通り回った方が良いと思います。
アクシスコンサルティングはコンサルティングファームへの転職支援するが国内No.1なので、たくさんの事例を集めることができます。
私も、事業会社から未経験でコンサルティングファームに転職する際に、様々な転職者の入社後の動向を教えてもらいました。
これらの情報収集は面接時に自信を持って挑むためにも大変役立ちました。
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