コンサルタントになってから読むおすすめ本

コンサルタントになってから読むと良い本をまとめました。

コンサルタントになるとたくさんの書籍を読みますが、その中で特に私が実際のワークで参考になり、汎用性が広そうなものを選びました。

有名な本ばかりですが興味のある本があれば、内定後に読んでおくことをお勧めします。

また、コンサルタントになる前に読むと良い本は以下にまとめています。

戦略に関する本

コンサルタントの基本である戦略に関する書籍です。

企業参謀 / 大前研一

私は旧版で読みました。戦略コンサルタント大前研一を世に知らしめた書籍だそうです。

内容は企業のコーポレートアジェンダをいかに構造化して分析していくか、が解説されており、この内容を入社3年目で執筆できるのは天才的だと思います。

Top of Topの仕事ぶりを理解するという意味でも読んでおくべき本かと思います。

<<企業参謀>>

企業価値4倍のマネジメント / Bain&Company

ベインの企業戦略策定のノウハウを体系立てて、整理されています。

非常に丁寧かつ、様々な経営イシューが網羅的に説明されているので、賢い事業会社の方であればこれを参考書に企業変革ができるのではないかと思えるほどです。

実際、私も全社戦略策定のプロジェクトでこの本に掲載されていたフレームが役に立った経験があります。(コーポレートの役割定義の部分)

<<企業価値4倍のマネジメント>>

IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ

ビジネスにはある程度、汎用的に通用する型があります。

そして、それぞれの型には、有効に機能するには抑えなければならないポイントが存在します。

この書籍では、そのようなビジネスの型が紹介されています。

例えば、

  • 規模の経済(固定費を共有することで利益率を上げる)
  • 稼働率の経済(保有するアセットを如何に稼働させるかが最重要)
  • 密度の経済(エリア集中によるコスト圧縮、効率化を行う)

他にも、ユーザーエコノミクスの活用や、特定部品での勝負など経営戦略でよく話題にあがるトピックスに触れられています。

上手くいっているビジネスをスケルトンで見たときに、どのような骨格があるのかに興味のある方は一読することをおすすめします。

<<IGPI流経営分析のリアル・ノウハウ>>

スキルに関する本

コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法 / 名和高司

元マッキンゼーのディレクターかつ、BCGのシニアアドバイザーであった名和氏がこれまでのコンサルティングの歴史を振り返るとともに、これからの戦略コンサルタントに求められる能力はマインドセットを説きます。

コンサルタントになった後に、自分はどのようなコンサルタントを目指すべきかを迷った際にもおすすめの書籍です。

書籍の詳細はは↓こちらをご覧ください。

<<コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法>>

戦略参謀の仕事 / 稲田将人

元マッキンゼーの稲田氏による戦略立案担当者のための仕事論です。

「結局は、社長が自らの手で戦略を立てるべき」等のコンサルタントというポジションに留まらない働き方を提案している書籍です。

そしてそれは、「ビジネスの腕は、自分がPDCAの中心にいて、場数から学んだ方のみが磨くことができる」という言葉にも表れています。

<<戦略参謀の仕事>>

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法 / 古谷昇

ボストン・コンサルティング出身で、ドリームインキュベータの代表も務めた古谷氏の書籍で、コンサルタントとして、どのように”効率的”に”成果を挙げる”かが自身の体験をもとに考察されています。

著書のスタンスは、細かなインプットを改善していくのではなく、全体感を意識し、コツを掴んで仕事の成果を最短で上げるというもの。そして、そのスタンスは”融通無碍(ゆうずうむげ)”と表現されています。

私自身もコンサルタントになりたての時に、この書籍のポイントをいくつか実際にためしてみることで、早く立ち上がることができたと感じています。

ファームに入ったものの、いまいち活躍している実感の沸かない人にもおすすめです。

<<もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法>>

Personal Impact / マーティン・ニューマン

「お・も・て・な・し」で有名な東京オリンピック招致のためのプレゼンテーションの日本チームをコーチングをした方の書籍です。

世界に通用するプレゼン力10のルール(参考記事)

書籍では、ビジュアル、声、言葉を工夫することで、いかに好印象が残るプレゼンテーションを行うか、ということが説明されています。

実際にファームで働いて実感することですが、売れるコンサルタントは話し方に品や格があります。

一長一短で身につくものではありませんが、工夫と鍛錬を積み重ねることで改善できる部分でもあると思います。

プレゼンテーションや発話に苦手意識がある方にお勧めです。

<<Personal Impact>>


以上、コンサルタントに内定後や、コンサルタントとして働き始めて苦労している際に役に立つでろう書籍を紹介しました。

コンサルタントになる前の面接対策に役立つ書籍はいかにまとめています。

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