コンサルタントへの転職を迷っている人が持つべき視点

この記事はビジネスコンサルタントへの転職を検討している人が持つべき視点について記載します

コンサルタントへの転職を希望する人が多い一方で、いざ転職するとなると非常に不安になる方が多くいます。

実際、私も事業会社からコンサルタントへ転職するときはかなり悩みました。

面接を調整してくれていたキャリアエージェント以外にも、複数のキャリアエージェントにセカンドオピニオン的に話を聞きに行ったりしました

メリットとデメリットの整理

コンサルタントへの転職を迷っている人は、自分の中で転職に対して想定されるメリットデメリットを書き出してみると良いと思います

これはコンサルタント以外の転職で迷っている場合も有効な方法です。

それが、コンサルタントの場合、さらに有効な方法になります

理由は、職種に期待されるロールが一定で、さらに、会社間の労働環境や労働内容の差分が少ないので、転職に対する期待値が読みやすい

従って、コンサルタントへの転職を迷われている人は、以下の記述を参考に、転職のメリット・デメリットを整理

そして、可能であれば、それをキャリアエージェントやコンサルタントとして働く知人に見せて、検証してもらうと良いです

メリット

まず、コンサルタントへ転職するメリットについてです

自身がコンサルタントとして、転職する際に考える視点は2つです

1つ目は「将来、何になりたいのか?」という点、2つ目は「コンサルタントとして働くことで何を得たいか?」という点です

将来、何になりたいのか

将来、何になりたいのか?という視点で考えたときに、コンサルタントに転職する必要性が本当にあるのか?という点はしっかり考えた方が良いです

将来の目標がコンサルティングファームのパートナーである場合、独立してフリーのコンサルタントとして活動する場合、コンサルタントに転職する価値は十分にあると思います

これらの場合は、コンサルタントに転職し、コンサルタントとして働くことがそのまま将来のキャリアに繋がっていくからです

また、将来ファンドに転職したいと考えており、現在のキャリアでは直接アプライしても採用されない場合も、コンサルタントを経由するのも有効だと思います

一方で、漠然と将来起業したいと考えている場合や事業会社に戻って出世を目指したり、特定の仕事に就きたいと考えている場合

このような場合は、本当にコンサルタントを経由する必要があるかをよく考えてください

たいていの場合は、直接、その仕事を始めた方が早いという場合が多いです

コンサルティングファームに入社すると、案件の業界やテーマは基本的には選びづらいと考えておいたほうが良いです

その様な環境の中で特定のテーマの専門性を深めていくのはかなり運の要素に左右されます

もちろんファームのナレッジも活用しながら自学自習していくことは可能ですが、実務経験を積むことができません

このような場合は、自分の年齢や以下で説明するスキル面の視点も踏まえて、本当にコンサルタントに転職するのが良いのかを考えてみることをお勧めします

(もちろん、あなたが若ければ1年くらい人生経験としてコンサルティングファームで働いて、また、事業会社にすぐに戻るというのも有りだと思います)

どのようなスキルを得たいのか

次に自分が得たいスキル面に視点が向いているケースです

このような場合は、コンサルティングファームに転職することが本人にとって有意義になる場合が多いです

なぜかというと、コンサルタントとして働くことで得られるスキルは明確で、ファーム間で差が無く、アサインされるテーマによるブレもなく運の要素が少ないからです

どこのファームで働いて、どのような案件に従事しても、ロジカルシンキングは身につくし、プレゼンテーションスキルも向上します

もし、あなたの今回の転職動機、理由が新しいスキルの習得や向上であり、それがコンサルタントして働くことで、インテンシブに身につくのであれば、ぜひコンサルタントへの転職してみることをお勧めします

スキル面の強化でコンサルタントへ転職して、後悔している人をあまり見たことはありませんし、コンサルタントへの転職理由として妥当性のあるものだと思います

デメリット(リスク)

次に、コンサルタントへ転職することで生じるリスクを考えてみます

何事もメリットとデメリット(リスクやコスト)を見積もらないと意思決定することはできませn

コンサルティングファームへの転職を検討する際に、リスクとなる要素は以下の点でしょう

短期間で失職する(クビになる)恐れ

コンサルティングファームへの転職で気にされる人が多いのが、この失職リスクです

私もコンサルティング業界に入社する前は結構気になりました

結論から言うと、ファームにもよりますが、コンサルティングファームで短期間でクビになる人はあまりいません

どちらかと言うと、1~2年務めて、プロモーションの見込みがない、自信がないという理由で自主的にやめていく人の方が多いと思います

もちろん、コンサルティングファームで働く人は主体的で、能力の高い人が多いので、自主的に新しい道に進む人が大半です

1~2年務めれば、キャリアに傷がつくということもありませんし、年齢も高齢になっている訳ではないので、希望通りの転職ができる可能性が高くあります

したがって、個人的にはクビを恐れてコンサルティングファームへの転職を躊躇するのはもったいないかと思います

一方で、稀に入社後すぐにキックアウトされる方がいて、そのような人には以下ページで記載した様な特徴があります

このような特徴を持つ方は、前職で定型業務が多かった方、長期間同じ部署、同じ業務を続けることが多かった方に多いです。

これは前職の知名度やブランドと関係なく、あくまで業務の質の話です

自分は大手出身だからと安心せず、この点は確認しておくことをお勧めします

長時間労働

長時間労働もコンサルティングファームへ転職される方が心配される項目の一つです

実際に、コンサルタント業は長時間労働になりがちですし、時間の融通は利きづらいです

パートナーとの相談時間が取れなければ、夜の10時からMTGするというようなこともざらにあります

また、転職直後はコンサルタント独特の仕事の進め方が分からず、労働時間が長くなりがちです

この長時間労働を避けることは難しいので、どうしても長時間労働を避けたい人には向かない仕事だと思います

長時間労働が嫌ではない方は、自身のライフイベントを鑑みて挑戦できるタイミングであれば挑戦してみてください

例えば、子供が生まれたてで長時間仕事が取れないというような方は、転職活動を進めて内定を獲得しておき、入社時期を半年間遅らせる等の調整をすればよいと思います

コンサルティングファームは通年採用で、常に優秀な方を探しているので、調整はしやすいです


以上、コンサルティングファームへの転職を迷った際に、検討すべきポイントを記載しました

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